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【生き様】に惚れ、勇気をもらい、見せてゆく。

5年前に別れてしまった人と会った翌日、ポレポレ東中野で上映中の『ミャンマー・ダイアリーズ』を観てきた。
2021年2月にミャンマーで起きたクーデター直後の様子を収めたドキュメンタリー作品だ。

先日行った『せんそうって』にも繋がるが、こうしてキーボードに指を滑らせている今この時も、闘っている人がいる。
頭では分かっているし事実だと認識できているのに、何も出来ない。何もしようとしていない。そんな自分がとことん嫌になる。

自分に何か出来るとも思っていないし、何をしたらいいのかも分からない。
が、とても不謹慎かもしれないが、ただただ現地の人の【生き様】に勇気をもらう。

自分の守りたい人のため、貫きたい信念のため、武装する軍の前に丸腰で立ちはだかる。
その勇気と意志の強さが、全く別の国で同じ時を生きる私の背中を押す。
彼らの【生き様】が素晴らしいと思える感覚をずっと持ち続けられる人間でありたいものだ。

ところで、鑑賞の前日に5年前に別れた元彼に会った。
ずっとブロックして向こうから連絡が来ても無視していたくせに大変身勝手な元カノだと自分でもへへっとしてしまうくらい情けないが、なんとなく会いに行こうと思って連絡をしたら、するりとご飯に行く流れになった。

付き合っていた当時は互いに恋愛以外のやるべき事が多すぎて、且つ未熟すぎて、彼のことを何も知らなかったんだなぁとつくづく思ってしまった。

1軒目を出た後、コンビニで買ったパピコをくわえて出会った場所とか思い出の場所(それなりに思い出の予備校は潰れてタワマンになるらしい)とかをフラフラしながら色々な話をした。大学時代は何をしていたのか、どんな仕事をしているのか、将来どうなりたいのか…などなど。

全く別の道を歩んだこの5年間で、互いに成長もしたし変わったところもある。それでも変わらない部分も確かにある。
「へぇ!そんなことやってたんだ!」と驚いた次の瞬間には「うわぁ変わらないなぁ」とボソッと呟いてしまう。

もう会うこともないかもしれないけれど、大学生〜社会人という人生で一番大きな刺激を受けて変化していくであろう大事な時期を知らなかっただけに、新しい情報が多すぎて心から楽しい時間だった。
彼の【生き様】が好きだったんだなぁと変にじわんとしてしまった。

話が脱線しまくったが、私は人の【生き様】から勇気をもらい、【生き様】に惚れ、自分の【生き様】を築き上げていきたい人間なのだなぁと変な自己分析をしておりました。

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