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梅切らぬバカ みた

映画「梅切らぬバカ」を観てきた。

先週の水曜日に、「きのう何食べた?」の予告で知り、興味を持った。


邦画を観ると、どうしても、その俳優さんの普段の姿が思い出されてしまう。

ああ、○○の役やってた人だ!

そうではなくて、その話の中の登場人物として違和感なく観られるのが、名優なのだろう。 

この作品では、出てくる人たちが、ちゃんと暮らしていた。


涙腺が緩んだのは、グループホームに残る息子に、小さく手を振り別れたシーンから。

予告を観て、心が痛くなるタイプの映画かもと覚悟もしてきた。

でも、涙が出たのは、誰もが感じたことのある、さみしいの感情だった。

他人事ではなくて、自分の事だ。


シンプルな感情が混ざる。

かなしい+いじわるされた+怒り+なぜ

その人にとっての普通が、周りからみると気になる。


映画を観ながら、日常で起こったざらっとしたことを考えていた。

折り合いをつける、価値観が似ている、よき理解者を得る。

他人と関わる中で、ほどよい関係になるためには、微調整が必要。


私は寛容であることを良いと思う方で、厳しすぎるルールはちょっと苦手。

守る、守らないがめんどくさいからだ。

ただ、バラバラで誰も何もやらない状態にもイライラする。

だから集団は苦手、になってしまう。

結局、わがままなんだけれど。

わがままは嫌いじゃない。


犬が大好きだけど、あまりにもしっかり、人間のしつけを聴いてくれるより、ちょっとダメなコに魅力を感じる。

猫っぽい犬、野生的な犬。

でも仲良くしてくれると嬉しい。

ああ、岩合光昭さんに、寝転がるだけで
いいこだね〜と言われたい。


つまりは、ご機嫌に生きていきたいから、なんとかしてお互い様で許しあえるようにしたい。











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