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ボードゲーム攻略 19 CALICO(12) ~手番の検討:2~

~本記事の対象者~

CALICO(キャリコ)について考察します。
レビューよりも攻略が見たい、という人向けにする予定です。

~タイル配置の検討~

前回の記事では
・手札2枚からどちらをセットするか
・市場3枚からどれを手札へと補充するか
について考え方を説明しました。

今回は、ボードへタイルをセットする際の
もう少し詳細な考え方について見ていきます。

~パターン1:堅実に得点する~

図1. 初期手札と市場の決定後

先攻は1P(左プレイヤー)で、その初手を考えます。
図のような初期状態で「ミリー」を最初に狙いたい場合、
手札からは「青色/四葉」をセットし、
市場からは「赤色/四葉」を補充することとします。

市場から補充する際には、そのタイルの置き場所も
決めてから補充することが多いです。

図2. 「ミリー」を獲得した状態

図2のように、手札からのセット位置と
補充タイルのセット位置を決めておきます。
図2の配置にした場合、この時点で「ミリー」が確定して
ボタンは赤色と青色がリーチ状態になります。

~パターン2:理想を追い求める~

タイル配置については、また別の考え方もあります。
条件は先ほどと同じとして、配置を変えてみます。

図3. ネコとボタンの両方を狙える状態

図3の配置にするとどうなるでしょうか?
この時点ではまだ得点が確定しませんが、
ネコとボタンのダブルリーチ状態が2つ出来上がります。

ゲーム終了までに「四葉」のタイルをあと2つ補充すればよいので
「ミリー」を獲得するのはそれほど難しくありません。
ボタンについても同様で、容易に達成できます。

こちらの利点は「赤色/四葉」または「青色/四葉」が再び出てくれば
それをセットして一気に6点を狙えるという点です。

図2と図3のどちらが正解とも言えず、
プレイヤーの性格が表れてくると思います。

~パターン3:他のネコも計画してみる~

もう1つ、別の配置方法も考えてみました。

図4. 「ココナッツ」の可能性を残す配置

この配置でまず「ミリー」が確定します。
そして赤色と青色のボタンはリーチ状態となります。
さらに図中の1~3に「縦縞」を置けば「ココナッツ」を
獲得できる可能性を残した形となりました。
(図2、図3の配置だとタイル3枚で「ココナッツ」を獲得可能な
位置がつぶされています)

「赤色/縦縞」が補充できた場合は1の場所にセットします。
他の色の「縦縞」を先に補充した場合は2と3にセットしておき、
「赤色/縦縞」が来るのを待つとよいでしょう。

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