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「アグリコラ 牧場の動物たち」攻略 135 建物編:14 ~管理人事務所を再検討する(2)~


~本記事の対象者~

アグリコラ牧場の動物たち(以下、フタリコラ)を数回遊んだが
基本的な立ち回りがまだよく分からない人向けに書いていきます。

拡張建物の説明を含むので BIG BOX を持っている前提となります。

~管理人事務所がある対戦の序盤~

前回の記事で少しだけ触れていた序盤の攻防についてです。

基本的に先攻が資材を集めて2ラウンドに建ててしまうのを
後攻は防げないと思っていました。しかし
最近の研究では様々な妨害手段があることが分かってきました。

図1. 管理人事務所の建設を巡る攻防のパターン

上記画像は代表的なパターンです。
ここからは各パターンについて少し補足を記載していきます。

なお、これ以降は便宜上、
先攻スタートのプレイヤーを「1P」
後攻スタートのプレイヤーを「2P」と表記します。

~パターン1、2について~

初期の頃によく見かけたパターンです。

<1ラウンド>
1P:3資材 → 2P:木3 → 1P:石2 → 2P:拡張 → 1P:スタP木1 → 2P:無料柵
<2ラウンド>
1P:木3 → 2P:3資材 → 1P:葦羊1

で1Pに資材が集まります。
2ラウンドで2Pが葦羊1を取ったとしても1Pは3資材を取れます。
ポイントは1PがスタPを維持してでも必要な資材を集めるという点です。
スタPを維持する行為は1手が無駄になりやすいのですが、
管理人事務所を重視するならば必要になってきます。

~パターン3、4について~

今度は1Pが1ラウンド初手で木3から取り始めた場合です。

<1ラウンド>
1P:木3 → 2P:3資材 → 1P:石2 → 2P:拡張 → 1P:スタP木1 → 2P:無料柵
<2ラウンド>
1P:3資材(or葦羊1) → 2P:葦羊1(or3資材)

似た展開にはなるものの、2ラウンド開始時点で1Pは葦がありません。
葦が2つ欲しくても3資材か葦羊1のどちらかを取られてしまえば
2ラウンド内では管理人事務所が建設できなくなります。

このパターンに気づいた後は、先攻スタートで管理人事務所が
どうしても欲しければ3資材から取り始める、ということにしたため
パターン1、2がよく発生していました。

~パターン5について~

パターン1、2では1Pが1ラウンド3手目にスタP維持するのが肝でした。
ならば2Pは対抗手段として1ラウンド2手目にスタPを奪ったらどうか?
と考えたのがパターン5です。

<1ラウンド>
1P:3資材 → 2P:木3 → 1P:石2 → 2P:スタP木1 → 1P:拡張 → 2P:無料柵
<2ラウンド>
2P:木3 →

2PがスタPを奪って2ラウンド初手で木3を取れば1Pは木が集まらず
2ラウンド内で管理人事務所は建設できなくなります。
ただ結局3ラウンドになれば建設できてしまうので、
このパターンは2P側に取ってメリットは薄い気がします。

~パターン6について~

このパターンは特殊で、2P側が管理人事務所を建設できます。
かなり長い間このパターンは思いつきもしませんでしたが、
1ラウンド3手目に葦1を取れば2P側が建設できます。

<1ラウンド>
1P:3資材 → 2P:木3 → 1P:石2 → 2P:スタP木1 → 1P:拡張 → 2P:葦1
<2ラウンド>
2P:3資材 → 1P:??? → 2P:石2

葦1を取るのは通常ではあり得ませんが、
後攻スタートで管理人事務所を狙う場合のみは選択肢となります。
このパターンを採用するからには、管理人事務所を上手く
使いこなさなければなりません。

~パターン7、8について~

パターン6を考案した後、それに対してさらに1P側としての対抗手段は
何かあるだろうか、と検討した結果がパターン7、8となります。

<1ラウンド>
1P:3資材 → 2P:木3 → 1P:スタP木1 → 2P:拡張 → 1P:葦1 → 2P:石2
<2ラウンド>
1P:木3 → 2P:??? → 1P:石2

要は同じ事を1P側がやるだけです。
1ラウンド2手目にスタPを取り、3手目に葦1を取ります。
上記に示したのはパターン7ですがパターン8も
初手の3資材と木3が入れ替わるのみで結果は同じです。

先攻でスタP木1が1手の損と考えると、葦1も同様に1手の損に近いので
2手も損しています。
そこまで管理人事務所を高く評価するか、という問題になりますが
建てれば勝ちというほどの建物ではないため、過信はできません。

~パターン9、10について~

私は後攻で1ラウンド初手に拡張するという戦術を推しています。
ただし管理人事務所を狙う相手に対してそれをやると
簡単に2ラウンドでの管理人事務所を許してしまう、という考察です。

・パターン9
<1ラウンド>
1P:3資材 → 2P:拡張 → 1P:木3 → 2P:スタP木1 → 1P:石2 → 2P:無料柵
<2ラウンド>
2P:3資材 → 1P:葦羊1

・パターン10
<1ラウンド>
1P:3資材 → 2P:拡張 → 1P:木3 → 2P:石2 → 1P:葦1 → 2P:スタP木1
<2ラウンド>
2P:??? → 1P:石2

パターン10で1P側の1ラウンド3手目は他にも手がありそうです。
いずれにせよ2Pが1ラウンド初手で拡張してしまうと、
管理人事務所を巡る序盤の攻防では不利になります。

~管理人事務所を建設後の立ち回り~

今回の記事は序盤の攻防について検討した結果でした。
管理人事務所を建設した後にどのような立ち回りが有効かは
また次回の記事に書きたいと思います。

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