「アグリコラ 牧場の動物たち」攻略 105 ~早めに拡張する利点~
~本記事の対象者~
アグリコラ牧場の動物たち(以下、フタリコラ)を数回遊んだが
基本的な立ち回りがまだよく分からない人向けに書いていきます。
拡張建物の説明を含むので BIG BOX を持っている前提となります。
~農場を拡張するとどうなるか~
まずは上記の図を見てみます。
農場を拡張せずに厩と1マス牧場と3マス牧場を作りました。
事前に1回拡張してから同じような牧場にしたのが図2.です。
拡張ボードを使い切っているので4点をもらえます。
また、初期農場ボードの右側3マスを空けているので、
ゲーム終盤に避難小屋や倉庫を建設しやすくなります。
~1ラウンドに拡張ボードを取ろう~
図2.の形にするためには最初の建設物(柵や建物)を作る前に
1回は拡張ボードを選択しておくのが重要です。
一般的には1ラウンド1手目でまず3資材と木3を分け合い、
先攻が2手目に拡張ボードを取るという流れになりやすいです。
後攻が1ラウンドに拡張したければ1手目に拡張ボードなのですが、
その場合、先攻に3資材と木3を独占されることが多いです。
それでも先んじて1拡張できるのは利点が大きく、
具体的な立ち回りは前回の記事で解説した通りとなります。
そして、先攻プレイヤーが後攻の初手拡張を妨害しようと思ったら
先攻で初手拡張するという考えが出てきます。
これは後攻初手拡張が強い手とみなした場合の考えですので、
そう考えないプレイヤーもいると思います。
私の場合、先攻で小増築や大増築があれば初手は資材を取りますが
建物がなければ多くの場合は先攻初手拡張です。
初手拡張しても2手目には3資材か木3が残るので資材は手に入ります。
~拡張する2つの利点について~
早めに拡張することについて、冒頭で2つの利点を紹介しました。
・拡張ボーナスの4点をもらいやすい
・初期農場ボードの右側3マスを空けやすい
それぞれ少し詳しく見ていきます。
(1)拡張ボーナスの4点をもらいやすい
このゲームは24手で終了して平均点は約50点です。
平均すると1手ごとに2点くらいを稼ぐ必要があります。
図1.と図2.の比較では図2.が1手余分に使って4点を得ています。
つまり拡張する1手で4点分に相当したということです。
これはかなり強い1手と言えるでしょう。
(2)初期農場ボードの右側3マスを空けやすい
図2.のように右側を空けておけば終盤に向いた建物を
建てる空きスペースが確保しやすいです。
具体的には避難小屋や倉庫、もしくは繁殖場や餌付け場などが
終盤向きの建物に該当します。
~2回目の拡張ボードをいつ取るか~
お互いに1拡張した場合、2回目の拡張ボードを取るタイミングは
3~4ラウンドに動物を取りつくした後がよいでしょう。
溜まった資材を取るか拡張ボードを取るかの選択になりやすいです。
後攻初手拡張から始めた時の1ラウンドで後攻がスタPを奪えば
2ラウンドも連続で拡張することが可能です。
3ラウンドに動物を取る準備という観点では1手遅れますが
相手に無拡張での牧場作りを強いることができるため、
効率の悪い手を相手に打たせることになります。
ただしこの手順は3ラウンド以降の動物を3箇所取られてしまう
リスクがあるので、前回記事で解説したように
2ラウンド初手は木3で相手が拡張しなければ
2手目で2回目の拡張をする戦術の方が無難です。
~まとめ~
今回の記事は早めに拡張する利点についての紹介でした。
1回目の拡張はできるだけ1ラウンドで実行し、
2回目以降の拡張は3~4ラウンドの動物を取り終わってから。
後攻で初手拡張する場合の立ち回りは前回記事で
解説しているため、そちらも見ておくとよいでしょう。
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