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ボードゲーム攻略 18 CALICO(11) ~手番の検討:1~

~本記事の対象者~

CALICO(キャリコ)について考察します。
レビューよりも攻略が見たい、という人向けにする予定です。

~手番にできること~

手番にできることには3つあり、
1. 手札2枚の中から1枚をボードにセットする
2. 市場3枚の中から1枚を手札に補充する
3. 市場へタイルを補充する
の順番で行います。

上記1.と2.はセットで考えるようにしましょう。
すなわち自分の手番が来たら1.と2.を両方決めてから
連続で行うとよいでしょう。

相手の手番の間に
「市場にあるあのタイルが残ったら、次の自分の行動は
 手札のこれをセットして市場のあれを補充する」
などとある程度考えておけますが、
自分が欲しいタイルを相手が取ってしまった場合や
相手が市場へ補充したタイルの種類によっては、
とっさに計画を修正しなければならない場合もあります。

~初手の選び方~

図1. 初期手札と市場の決定後

図のような例で1P(左プレイヤー)からの手番とします。
この状態からだと、どのように打つのがよいでしょうか?

考えるべき優先順位は以下のようになります。(一例です)
(1)手札と市場に同じ柄のタイルがある
 →その柄のネコの獲得を検討する
(2)強いネコの柄のタイルが手札に1枚ある
 →その柄のネコの獲得を検討する
(3)ボタンとネコの同時獲得できそうなタイルが手札にある
 →置き場所は決まるので手札補充すべきタイルを別途検討する
(4)相手の欲しそうなタイルが市場にある
 →それを取ることで妨害する

~(1)手札と市場に同じ柄のタイルがある~

図1の例だと「赤色/四葉」のタイルが手札と市場にあります。
また色は異なりますが「水玉」のタイルが手札と市場にあります。
最初に狙う候補としては「ミリー」か「ジェニヴェール」
ということになります。

この「四葉」の色が手札と市場で異なっていたら
どちらを狙うかで迷うところなのですが、
今回はボタンとネコが同時に取れる
「赤色/四葉」を市場から補充したいです。

補充するタイルは決まりました。
では次に手札からどうセットするかを考えます。

「ミリー」を取った後の方針として、
現時点では「緑色/水玉」タイルを取って
「ジェニヴェール」を狙うものとします。

1手目で手札から「青色/水玉」タイルを出してしまうと
相手に狙いを悟られて、市場の「緑色/水玉」を
取られてしまうかもしれません。

そうすると、ここは初手として「赤色/四葉」をセットして
市場から「赤色/四葉」を補充する、といった考えになります。

~(2)強いネコの柄のタイルが手札に1枚ある~

(1)が当てはまらない場合は(2)の考え方を適用します。

図2. 初期手札と市場の決定後(パターン2)

図1からネコの種類と初期手札を変えて、図2のようだったとします。
手札と市場に同じ柄のタイルがなかった場合、
強いネコの柄のタイルが手札にあるかどうかを確認します。
ここでいう強いネコとは「ルミ」「レオ」あたりが該当します。

手札には「青色/水玉」がありますので「レオ」を狙います。
1~4で「レオ」を取るならば2か3に「青色/水玉」を置きたい所です。
私の場合は目標タイルの周囲を早く埋めたいので2にするでしょう。

手札の補充に関しては別途検討が必要です。
ここの考え方は別の項で説明しますが、
今回だったら「緑色/花柄」を取ることになると思います。

たとえ強いネコの柄でなくとも、
初期手札のタイルは使わなければ手札に残り続けるので、
できるだけ使うことを考えましょう。

~(3)ボタンとネコの同時獲得できそうなタイルが手札にある~

(1)(2)いずれも当てはまらない場合は(3)の考え方を適用します。

図3. 初期手札と市場の決定後(パターン3)

図1から少し初期手札を変えて、図3のようだったとします。
手札に「青色/四葉」があり、ボード上でも
右下の方に「青色/四葉」があります。

とりあえずAの位置に「青色/四葉」をセットしておけば、
例えば「緑色/四葉を」Bの位置へ置き「青色/花柄」をCの位置へ置き
青色ボタンと「ミリー」を獲得する、という計画が立てられます。

Aの位置に「青色/四葉」をセットした後に
「青色/四葉」が再び市場に出てきてくれればそれで一気に6点です。

置き場所に困る場合はボード端の色か柄と一致している場所に
セットすることを考えてみましょう。

~(4)相手の欲しそうなタイルが市場にある~

(1)~(3)いずれも当てはまらない場合は(4)の考え方を適用します。
せめて相手にとって有効なタイルを取って妨害することになります。

図4. 初期手札と市場の決定後(パターン4)

図4のような初期手札だったとします。
どのネコを狙うのも難しい状況ですが、
そういう時は相手のボードをよく見てみます。

相手の初期手札までは分かりませんので、
相手が欲しいタイルは市場の3枚から予想するしかありません。
この場合は「赤色/四葉」をAに置きたがっているかも?
と予想してこちらの手札補充は「赤色/四葉」とします。
それを置く場所としては1が候補となります。

補充するタイルは決まったので、初期手札から
どれをセットするか決めなくてはなりません。
この状況は難しいですが私の場合は
2の位置に「紫色/シダ」とするでしょう。

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