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「アグリコラ 牧場の動物たち」攻略 99 激闘編:2 ~羊いっぱいvs建物いっぱい~


~本記事の対象者~

アグリコラ牧場の動物たち(以下、フタリコラ)を数回遊んだが
基本的な立ち回りがまだよく分からない人向けに書いていきます。

拡張建物の説明を含むので BIG BOX を持っている前提となります。

~名勝負の振り返り~

過去のこれはという対戦を振り返る「激闘編」の第2回です。
24手それぞれにちょっとした解説を入れていきます。
1記事が結構長いです。

一般に羊を大量に集めるのが有利な勝ち方なのですが、
それでも負ける時は負けるものです。
今回は、相手に羊をたくさん取られて負けそうだと思っていたら
意外にも勝っていたという対戦の紹介です。

~セッティング~

画像の左側を1P、右側を2Pと呼びます。
先攻は1Pです。

拡張建物は第1拡張から4枚と第2拡張から4枚。
「家具製作所、犬小屋、牛牧場、飼料置き場」
「隅の家、家畜市場、宿屋、有機農場」

~1ラウンド~

図1. 1ラウンドの1手目

1Pは3資材からスタート。
初手を拡張にする作戦もありますが、今回1Pは3資材としました。
もし2Pが初手拡張なら2手目に木3を取って家畜市場の資材を
確保できるようにするためです。
2Pは木3を取りました。

図2. 1ラウンドの2手目

1Pは隅の家を早く確保したいので拡張します。
2Pは無料柵2本、2ラウンドに拡張できるかどうかまだ分からないので
無拡張でも対応できるこの位置へ柵を立てました。

図3. 1ラウンドの3手目

1Pは拡張できているので犬小屋でもよかったのですが、
今回は隅の家に家畜市場と他にも魅力的な建物があり
犬小屋にこだわらなくてもよいかと考え、スタP維持です。
悪手と言われることもある1ラウンドのスタP維持ですが、
今回はどうなるでしょうか…?
2Pは犬小屋以外に建てられる物がなかったので石2を選択します。

図4. 1ラウンドの帰宅、繁殖、2ラウンドの補充

今回はどちらも犬小屋を選択しなかったため、
1ラウンドに建物は無しのスタートです。

~2ラウンド~

図5. 2ラウンドの1手目

1Pは2ラウンドも再度の3資材で、相手に葦を渡しません。
2Pは拡張してもよかったと思いますが、まずは木3を確保しました。

図6. 2ラウンドの2手目

ここで1Pは2回目の拡張をして、
隅の家に適した条件が揃いました。
2Pは拡張できなかったので、無拡張のまま収容数を確保すべく
スタP+木1で木7を所持した状態に持っていきます。

図7. 2ラウンドの3手目

1Pは隅の家を左下に建てると予想して無料柵をこの形。
2Pは4マス牧場で早々と収容数を確保しました。

図8. 2ラウンドの帰宅、繁殖、3ラウンドの補充

2ラウンド終了です。次から動物を取れますが
1Pはまだ動物を取れる状態にありません。

~3ラウンド~

図9. 3ラウンドの1手目

2Pは動物を取り始めます。まずは馬羊2から。
1Pは隅の家を建設、1回は動物を取れるようになります。

図10. 3ラウンドの2手目

2Pは葦羊2とさらに羊を取りました。
1Pは牛豚2を確保します。

図11. 3ラウンドの3手目

2Pは3箇所目の羊も取れますが、
次ラウンドまで待った方が1頭多く取れますし、
相手がまだ動物を取れない状態なので、ここは石4を取ります。
1PはスタPを奪いました。

図12. 3ラウンドの帰宅、繁殖、4ラウンドの補充

2Pが素早く収容数を確保して羊3箇所を取れそうなので
ここまでは有利な感じです。
1Pは拡張を終えているので牧場作りにおいては先攻しています。

~4ラウンド~

図13. 4ラウンドの1手目

1Pは木6を選択、豚羊3は既に2Pがリーチしているので諦めて
中盤に動物を取るための準備をします。
2Pはまだ1Pが動物取れないので動物を後回しにして拡張します。

図14. 4ラウンドの2手目

1Pは柵を立てて収容数を稼ぎます。
建物をあと2つは建てるだろうと予想し、未完成柵を作りました。
2Pはここで豚羊3を取ります。

図15. 4ラウンドの3手目

1Pは羊を取れなかったので牛1を取って2種繁殖状態にします。
2Pはこのままでは羊が逃げますし、今後さらに羊を取るためにも
かいば桶で4マス牧場を16頭収容にしておきます。

図16. 4ラウンドの帰宅、繁殖、5ラウンドの補充

4ラウンド終了なので中間結果を見てみます。
25.0vs23.5でそれほど差はついていません。
動物の数では2Pが有利ですが、1Pは2種繁殖しているのと
拡張点、建物点で稼いでいます。

~5ラウンド~

図17. 5ラウンドの1手目

1Pは建物で柵を完成させたいところですが、
石5を取った方が有機農場など強力な建物を狙えると考えました。
2Pはここで厩を建てます。

図18. 5ラウンドの2手目

1Pは豚と牛がいるので宿屋を建設して馬を得ます。
まだ有機農場の資材は残している状況です。
2Pは羊を1Pに渡さないように、さらに馬羊1を取りました。

図19. 5ラウンドの3手目

1Pは少しでも有機農場でもらえる動物を増やすため
先に無料柵で1マス牧場の未完成状態を作っておきます。
ただこの戦術は1手を使って有機農場でもらえる動物が
1頭増えるだけなので微妙かもしれません。
2Pはさらに羊を取ってもよいですが、スタPからの
次ラウンドに葦羊2の方が効率よいと判断しました。

図20. 5ラウンドの帰宅、繁殖、6ラウンドの補充

5ラウンド終了時点でお互い2種繁殖の状態。
羊を大量に所持する2Pの方が有利かもしれませんが、
一方の1Pも建物点と拡張では勝っています。

~6ラウンド~

図21. 6ラウンドの1手目

2Pは葦羊2で、持っている資材がちょうど有機農場を建設可能に。
したがって1Pはここで有機農場を建てます。
豚羊1を取ってから羊も増やすのが理想的でしたが、
それでも牛3頭と馬1頭を取得して大きく点を伸ばします。

図22. 6ラウンドの2手目

2Pは豚羊1を取り、豚を繁殖させつつ相手に羊を渡しません。
1Pは木6を取りました。

図23. 6ラウンドの3手目

2Pはここで3資材を取ります。
考えとしては次のラウンドで再度3資材を取り家畜市場ですが、
石6で家畜小屋の資材にした方が堅実だったかもしれません。
1Pは先ほどの木6を一部使ってかいば桶を2つ設置しました。
3つ設置でもよいですが多分収容数が過剰となります。

図24. 6ラウンドの帰宅、繁殖、7ラウンドの補充

繁殖で2Pは豚を1頭逃がしました。
4マス牧場の16頭収容もそろそろ羊でいっぱいになりかけています。

~7ラウンド~

図25. 7ラウンドの1手目

2Pはまず3資材を取ってさらに葦を溜め込みます。
1Pは牛豚2、羊の繁殖をあきらめて牛豚で稼ぐ方向へ。

図26. 7ラウンドの2手目

2Pは無料かいば桶で羊の収容を確保します。
厩に設置の方がバランスいいのですが、
最終的に家畜市場の交換も含めて羊が20頭になりそうなので
最大32頭まで収容を増やしました。
1Pは余っていた石8を取ります。
あとは葦が取れれば、倉庫か木骨に使い道があります。

図27. 7ラウンドの3手目

2Pは家畜市場を建設し、とりあえずの収容を確保したので
このラウンドの繁殖は収まります。
1PはスタP+木2です。次のラウンドに葦を取って倉庫へつなげます。

7ラウンドの帰宅、繁殖、8ラウンドの補充

2Pは最後に葦を羊へ交換する予定なのでここでの交換はなしです。
収容に余裕があれば葦2を牛2にした方が効率いいのですが。

~8ラウンド~

図29. 8ラウンドの1手目

1Pはまず葦羊1で葦を確保しました。
馬羊2も残っていましたが、こちらは2Pが取りました。

図30. 8ラウンドの2手目

1Pは最後に倉庫なので後1手あり、豚羊1を取りました。
2Pは3資材で羊への交換材を増やします。

図31. 8ラウンドの3手目

1Pは倉庫を建設して終了。
2Pは動物が逃げないよう無料柵1本で1マスの牧場を作りました。
また、葦4を羊4に交換します。

図32. 8ラウンドの帰宅、繁殖

最終結果はこうなりました。
動物では2Pが13点リードですが、拡張+建物では1Pが19.5点リード。
2Pが羊を大量に集めたので有利かと思っていましたが
建物点の差が大きすぎました。

~考察~

2Pは最後に資材が余ったので家畜小屋が欲しかったですが
後1手が足りませんでした。それでも勝敗には影響しませんが。

家畜市場一筋でも強い時は強いですが、
他に色々と強い建物があったので1Pの方が上手く使えていました。
2Pは羊の数に特化しているものの、
他のバランスも重要だということを感じさせました。

今回の教訓
・動物、拡張、建物はバランスよく取ろう
・得点の高い建物は分け合うべし

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