ウサギと楽しく暮らす50の方法16巻（30-31）

30、野菜は食べさせなくていいの？

今はどうかわかりませんが、小学校で飼育していたウサギの餌といえば八百屋さんの売れ残り、給食室で余った材料など、はっきりいえば野菜クズでした。

それでもそれなりに元気に育っていたような気がしますが、大切なオンリーワンになる飼いウサギにはもっと栄養バランスの取れた、よいものを食べさせてあげましょう。

野菜の栄養バランスが悪いというわけではありませんが、野菜は水分量が多いため栄養量は相対的に少なくなります。また好みの野菜に偏ってしまう危険もあり、野菜だけでバランスよく十分な量の栄養を摂取するのは、困難でしょう。

ただ口当たりもよく、無農薬で香り高い新鮮野菜はウサギにとってこの上ないご褒美になります。でも、ご褒美だけでは、教育的にもよくないですよね。

野菜でもウサギが食べない、食べさせない方がいいものがあります。ムリに食べさせようとしても身体に悪いものは本能的に拒否するので、うっかり食べて大事に至るということは少ないでしょう。例えば、ネギやニラのような刺激の強いものは本能的に避けるはずです。ただ、飼い主も責任として知っておきましょう。

その他のNG野菜を列挙していきますね。じゃがいもの芽、皮、生の豆、穀類、アボガド。意外なのがほうれんそう。アルファルファ同様カルシウム過多のリスクがあります。

ハナウタさんによる写真ACからの写真

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微妙なのがキャベツ。仔ウサギにはキャベツの消化酵素がない（足りない？）ので下痢の原因になると言われます。大人は大丈夫ですが、個体差もあるので推奨はしません。

一般的には人参が大好物というイメージがありますが、別にそういうことはありません。ウサコは見向きもしませんでした。ああ、きらいなんだと思っていたのですが、母方の祖母が育てた自家製無農薬の人参は食べました。ただのわがままものだっただけのようです。