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[準備] Rock5B + Armbian(noble) で作るkubernetesクラスタ (1)


Rock5bとArmbianでkubernetesクラスタを作ってみようと思ったのでつらつらと書いていく。


用意するもの

  1. Rock5B 16G x5

  2. NVMe 1TB x5

  3. 適当なMicroSD x5

  4. PoE L2スイッチ

  5. PoE HAT x5

Rock5B 16G x5

Eコアx4 + Pコアx4の8コアCPU RK3588 を搭載したシングルボードコンピュータ。OSはRadxaが標準で用意しているものもあるんだけど、カーネルモジュールが足りなくてCeph FSに対応していないので自前でArmbianをビルドする予定。

購入したのは2023年の4月頃なんだけど、実は正式販売前にdiscount redeem codeを購入していたのでそこそこ安く買えた。2024年6月現在はamazonで16Gモデルは販売されていないようだし8Gモデルでも3万以上と高価だが、購入時点では送料含めて$727.30USDだった。当時の為替レートがだいたい140円くらい?だったはずなので、日本円での請求額は5台分で10万円ちょうどくらいだったはず。(Redeem Codeは1台あたり$5USD)

買った時はクッソたけぇ買い物だなーって思ったけど今から見るとだいぶ安く買えた気分。

国内の販売店だとIoT本舗で扱ってそうなのでそっちで買うとよいかも。

NVMe 1TB x5

適当に余りものとか安価なNVMeを織り交ぜてみた。

一番まともな製品はKIOXIA EXCERIA G2で、ピーク性能は高くないものの連続書き込み性能がそこそこ高いしDRAMキャッシュ搭載なのでメインメモリを無駄に消費しなかったり個人的にオススメ。他はIntel 660pであったりAcclamator N50であったり安価なものも使ってます。

Cephのストレージになる予定の部分でOS入れたりはしないつもり。

適当なMicroSD x5

OSインスール用。今回使ってるのはSamsung Enduranceという高耐久モデルのMicroSDカード。

容量は128Gにしてみたけどそんなにいらんかったかも?本当はeMMCにしたかったんだけどMicroSDの方が容量単価が安かったので。。。

PoE L2スイッチ

使っているのはTP-LINKの TL-SG3210XHP-M2 というモデル。10G SFP+ x2に2.5GのPoEポートが8つついたやつ。

amazonでは取り扱いがないみたいだけど楽天にはありそう?

PoE HAT x5

ボードにPoE HATを取り付けてPoEで給電したらケーブルが減っていいかなって思ってポチった。

NVMeつけて多少負荷かけても10Wくらいしか消費しないようなのでこれで十分いけるっぽい。

やること

概要

  1. OS(Armbian) のビルド

  2. 各種ソフトウェアのインストール

  3. kubernetesのセットアップ

  4. cephのセットアップ

まずはOS(Armbian)のビルドをやらないといけない。冒頭に書いたようにCeph FSへの対応を行うためだが、以前やった時にはArmbian(jammy)標準カーネルでCeph FSに対応していなかった気がするけど、最新(noble)ではカーネルのカスタマイズはしなくてもよさそう?ただまぁどのみちユーザ追加とかsshの鍵設置とか色々あるのでビルドは必要。

ひとまず今日のところはこのあたりで終わっておこうかな。次回はRock5B向けにArmbian(noble)をビルドする予定。

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