2020 7/18 雨のち曇り

オレは雨だと思って油断していた。
ゆっくり起きただけじゃなく、競輪を見ながら酒を呑んでしまった。
気がつくと外は明るくなっていた。
慌てて支度をして鯊釣りに出掛けた。
そんなわけで、帰りに錦糸町で呑んで、あれこれ食って、帰ってからもまた呑んで、ダラダラしてしまった。
長い時間呑むと最後に何か食いたくなる。シメというやつだ。
オレはソーメンをゆでた。
一束50グラムのソーメンは量が丁度いい。さて、味付けはどうするか、オレは関取がお茶漬けを食べるCMを思い出した。それも冷しだ。
幸い永谷園のさけ茶漬けがあったのでそれをソーメンにかけた。
どうしてもこのお茶漬けを開ける時には、北島三郎の真似をしながら、さけちゃああーづけえー♪あなーあたあーとおー食べええたああいいー♪さけ茶漬けえええーーー、と唄ってしまう。
昭和は遠い。
さて、やったことはなかったが、水を注ぐとさけ茶漬けはすうっと溶けた。
氷を一つ入れて、かき回した。
ずるり。
一口すする。
いけるじゃん。思わず酒をぐびり。
ずるずるずるり。ぐびり、ずる、ずる、ぐびぐび、ぐびり。
ゆっくりやるつもりだったが一気に食ってしまった。
そうして、意識を溶かすオレだった。