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2020 7/9 降ったり止んだり
梅雨真っ盛りだ。いい加減にしてほしいが、まだ降るらしい。被災された方にはかける言葉もみつからない。
その上、東京ではコロナの感染者が前日の倍以上になった。
気が滅入るというのはこの事だろうか。にっこり笑って耐えることができるだろうか。凄い時代だ。
それでも、生き物として生きていくしかないオレは仕事帰りに寿司屋さんに寄った。
家に帰って何か作るのが億劫だったのだ。丁度、家の人も駅に着いた時間だったので一緒に行った。
ダラダラ呑まずに、ちゃちゃっと食べて帰るつもりだったが生ビールを呑みながらお品書きを見ていたら、思わず鯛の兜煮を注文してしまった。
ビールを呑み終えたオレは燗酒を頼んだ。呑む気満々じゃないか。
出てきた兜煮は艶々でむちむちだった。
はじっこの骨をひっぱってチュウと吸う。甘辛い煮汁と鯛のエキスが口の中にあふれる。
酒をぐびり。皮と身を一緒にパクリ。
身はふわふわだ。皮と身の間のとろりとしたところ、皮と一緒にちゅるり。
酒のお代わりだ。
サッと食って帰るつもりがしっかり呑んで、すっかり満腹したオレだった。
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