まるで参考にもならない馬券検討〜紫苑ステークス

馬場の読み

馬場とペースは京成杯AHの稿でも書いたとおり、馬場状態絶好の先行馬祭りと見ていますが、ここ2年の傾向は競馬ブックweb上ではスローペースながらも、1分58秒台の決着です。いずれも残り800メートルから一気にペースがあがっており、ここでのギアチェンジが勝敗を分けそうです。

まずはオークス組

桜花賞までは主役級の1頭であったマルターズディオサですが、肝心の桜花賞、オークスは不発。前者は道悪に泣き、後者はその疲れが抜けなかったというのが理由となっていますが、果たして今回はどうでしょうか。これまでのレースではスローペースを好位置から33秒台の末脚を見せるなど、今の条件にあっているように思えます。しかし、中間のコメントからはここでメイチの勝負に出るようには思えず、あくまでステップという雰囲気が漂っているのであれば1段評価を落とす必要がありますが、ガチでいけば上位は間違いないと見ています。

次にウインマイティーですが、こちらも好位から抜け出すレースで安定した結果を出していると言えます。切れ味という点ではマルターズディオサに劣りますが、距離適性ではこちらが上と思われますし、中間の調教が抜群で今日の追い切りでもいい動きだったようなので、上位に挙げておきます。しかし、ゴールドシップ産駒が開幕週の軽い馬場にあうのかどうかはちょっと微妙なところです。

3番手はホウオウピースフル。兄がブラストワンピースで、兄妹揃ってフツーに凡走しますので信用しきれない部分がありますが、好位から速い脚を繰り出せる点が優位と見ました。あとは気持ち込めて走ってくれと祈るだけです。

オークス組からはマジックキャッスルも出てきますが、スローペースのヨーイドンよりもハイペースで上がりのかかる競馬で強みを出すような気もしており、ちょっと今回は向かないかなと見ています。逆にハマれば一気の末脚という展開もありそうと言えばありそう。

非オークス組

このレースはフルゲート18頭のところに26頭の登録ですので、そもそも出てくるのかどうかは不明ですが、ラヴユーライヴはどうでしょう?兄弟達も軒並み活躍しており、何と言っても姉がラヴズオンリーユー。姉は秋華賞には出てこなかったですが、その実力は認めざるを得ないでしょう。前走の新潟では華麗に逃げ切り勝ちを収めており、血統的背景に加えて今週末の馬場状態も味方するのではないでしょうか。まずは抽選からですが、出てきたら注目の1頭です。

でもって、取捨に困るのがスカイグルーヴです。デビューからの2戦は派手でしたが、前走がマイナス14キロの上に先手を奪えず「沈ヴォツ」しました。さすがに440キロ台の馬のマイナス14キロは苦しかったですね。夏は英気を養ってプラス体重で出れるかどうかですが、1週前の計測で460キロとのことですので、馬体は戻って来たのかなといったところ。しかし、気性面のこともあるようで調教は抑え気味のように見えますので、そこがどう出ますか。

今回は激走期待馬は、なしです。

何かの参考になれば幸いです。

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