データ派馬券野郎への道、3ヶ月経過後の状況②

それでは、その2です。その1では的中率、回収率がよくなってきたという話でしたが、こちらではどういうデータを使っているかというところに触れたいと思います。

3.指数系のデータ

これは以前でも紹介しましたが、JRA-VANと競馬ブックのレイティングを利用しています。1ヶ月経過後の報告でも使った画像ですが、下記のように指数系のデータの順位を新聞に書き込んでいます。これは札幌記念のときのものです。

画像1

馬名欄の数値がそれになりますが、上からJRA-VANのタイム指数、対戦型指数、3つめが競馬ブックのレイティングの順位です。指数そのものを使って馬券を買っているわけではありませんが、人気ないのに指数が上位だとか、その逆だったりした場合、予想の際の要素にするようにしています。本稿は10月24日の富士ステークス終了後に書いていますが、勝ったヴァンドギャルド、3着のケイアイノーテックあたりはいずれの数値でも5位以内に入っていますので、それなりの信頼度はあると思います。

ただ、あくまでも予想するときの要素のひとつとして扱っているため、総合的に判断するのは自分の頭で、ということにしています。しかし、上手く活用することでデータ最高ということになるかもしれませんので、そこは引き続き探索の日々です。

4.コメント系のデータ(というか、情報)

いま参考にしている情報で重きを置いておいるのがレース後の騎手コメント、ならびに競馬ブックの短評です。これは週刊競馬ブックを買うと毎週の全レースでコメントの取れた騎手のコメントと、そのレースの中から何頭かについて競馬ブックのトラックマンの評価が載っているものです。冊子から探るには過去分を全部ひっくり返して見る必要がありますが、競馬ブックwebを使うと当日の出走表とともに、「前走の勝因敗因」のコーナーでそれらを見ることができます。これは正直、使えます。

例えば、前走の騎手コメントで「マイルはちょっと長い。1400くらいがベスト」みたいなコメントがあって、実際にいま予想をしているレースが1400だとすると狙いの1頭になる、ということになります。そのほか、小回りは向いていない、直線の坂で足が止まった、馬場が悪すぎた、ペースが速すぎた、他馬に絡まれて息が入らなかったなどの馬柱からは見えにくいところの情報が満載ですので、かなり使えると思います。

ちなみにあくまでも自分の感覚ですが、ルメール騎手が距離などについて触れると、次走ではけっこうな確率でそのとおりになります。例えば、「2000は長い。1800くらいがベスト」となると、1800に出てきたりします。あとは川田騎手はコメント短すぎて参考にならないことが多いです。もっと参考にならないのはノリさんで、

 「よく頑張ってるよ」

という感じで、まったく参考にならないことがありますw
もちろん毎回そうじゃないですが、テレビでもお馴染みの全く答える気なしの雰囲気が伝わってきます。その他の騎手は概ね細かく話してくれているので、そこまでの偏りはないかと思います。

そして競馬ブックのトラックマンの短評ですが、これも使えます。騎手コメントは自分目線での話、まあ当然といえば当然ですが、これに対してトラックマン短評は他の馬との兼ね合いなども書いてあり、そこからこの馬は揉まれた弱いんだなとか、砂被ったらダメなんだな、追い比べで負けたんだな、などということが読み取れます。これが予想の時に非常に役に立ちます。もちろん、そういう情報が当日の紙面に載っていればいいのですが、何と言っても紙面には限界があります。一方で、ウェブでは紙面の限界がありませんので、こちらにはおいしい情報がたんまりと言っても過言ではないと思います。

これらの情報をもとに予想してから実際の人気と見比べると、人気どおりにはなっていないこともあり、そこに指数系のデータの裏付けがあれば重い印をつけるということになります。まぁ、それが必ず当たるわけではないのはもちろんですが、意外な高配当につながる確率があがります。

ちなみに、これらは有料の情報なので、そこをどう考えるかというのがありますが、私はいい情報は無料では手に入らないという考えなので、あまり気にしていません。競馬ブックwebのすべての情報を見るためには月額3000円かかりますが、私の登録しているのはライト版でこちらは1200円で済みますので、生ビール3杯飲んだと思えば安いもんです。最近の価格でいえば4杯かな?(どうでもいい)

データが豊富でのめり込む

といった感じでデータ派馬券野郎への道を歩んでおります。2018年の復帰前、それこそ2006年あたりではこのような活用方法がなかったと思うので、最近のめり込むようになったのはこのような要素も大きいのかなと思ってます。ま、昔でもこまめにノートを取るみたいなことをやっている人はいたと思いますが、私は面倒くさがりなのでそこまではできません。といった意味で、デジタル化により容易に情報を得ることができるようになったのはエポックメイキングな出来事と言えます。

現状では生活に支障が出ない範囲で負けていますがw、それでも楽しめるのは馬券の勝ち負けだけではないところに面白さを見いだしているからと堂々宣言できるよう、引き続きデータ派馬券野郎への道を進んでいく所存です。もちろん、勝つに越したことはないので、結果も伴ってくれれば言うことなしです。

(了)

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