まるで参考にもならない馬券検討〜天皇賞(春)(枠確定後)

軸不在

本当の距離適性はここではないといわれ続けながらも、長距離戦では安定した成績を残していたフィエールマンが引退となり、混沌の度合いを増す長距離路線。中距離までの活況とは違う雰囲気ですが、どのような結果になるでしょうか?

まずは牝馬の取捨ですね。なんでもグレード制導入の1984年以降、23頭の牝馬が出走して6着が最高とのことで、牝馬の時代とは言え、これまでの実績からスタミナ勝負では牡馬に一利ありそうです。

主役に躍り出るか

本命はディープボンドです。昨年のクラシックは僚馬といっても過言ではないコントレイルの引き立て役にまわりましたが、別路線に分かれたいま、遠慮は不要です。かつての長州力が藤波辰巳に対して「俺はお前の噛ませ犬ではない!」と反旗を翻した一件に被って見えるのは私だけ出ないはず。え?お前だけだって?

話は戻って、金杯は惨敗でしたが、これは距離不足という見方もできると思います。現に前走の阪神大賞典は楽勝とも言えるレースぶりで一気に主役の座をゲットしたと見ています。使っていいタイプとも見てますので、このローテーションは悪くないでしょう。金杯では後方からの競馬になってしまいましたが、元来は先行してしぶとく押し切るタイプだと思いますので、外回り→内回りの変則周回の今回は有利になると思います。

2番手にはワールドプレミアを挙げておきます。昨年はほとんどを休養に充てましたが、そこからやっと調子が出てきたようで前走の日経賞は3着。上位の牝馬2頭とは斤量差が3〜4キロあり、それでいての勝ち馬ウインマリリンとは0.1秒差、2着のカレンブーケドールとはタイム差なしのクビ差ですから、負けて強しの内容といっていいでしょう。鞍上は怪我の関係か、武豊騎手から乗り替わりとなりますが、福永騎手であれば問題でしょう。1枠1番が後方から行くこの馬にとってどうなるかがポイントとなるでしょう。

3番手はユーキャンスマイルです。長丁場ではなんだかんだで上位に食い込んできます。実績があるので斤量がいつも重くなりがちですが、今回は定量戦で差がないので本領発揮で上位に来ると見ました。あまり阪神、京都で違いはないように思いますが、阪神大賞典は昨年優勝、今年2着で長丁場はあっているような気もします。

次にアリストテレスを挙げないわけにはいかないでしょう。前走はかかっての惨敗という見方ですが、中間は落ち着きが出てきたという情報です。最終追い切りも落ち着いた感じだったようで、メンタル面は大丈夫そうです。ただ、エピファネイア産駒で秘めたるものが出てきてしまったらと考えると不安ですね。

他にスタミナ勝負ということであれば、オーソリティ、ディアスティマあたりも狙ってみたいですね。オーソリティは左回り専門っぽいところ、ディアスティマは重賞勝ちがないところは気になりますが、混戦の状況では何があっても驚けません。といった意味では牝馬軽視の姿勢ながらも、カレンブーケドールは穴馬として仕込んでも面白いかもしれません。

何かの参考になれば幸いです。

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