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中央競馬でトラッキングシステムの運用開始

天皇賞(春)週の競馬ブックに、トラッキングシステムの運用開始に関する記事がありました。以前、偶然ながらもテストを目の当たりにしており、こんな記事を書きました。

試験運用を経て、この京都開催から導入されています。まだ現地の映像でしか入らないようですが、YouTubeでは天皇賞(春)のトラッキングシステムの情報入りのレース映像を見ることができます。5月の中旬以降でグリーンチャンネルなどでも提供開始とのことです。なお、冒頭の写真はJRAのサイトにおけるイメージ画像ですが、東京の表示なのに右回りなのは触れてはいけませんw

先にも書いたように、自分の馬券対象がどの位置にいるのか、しかも内外の位置取りまで分かるのは追っかけやすいですし、うまく馬群を捌いて進出する様を見られるのはレースを盛り上げる要素になるのではないでしょうか。一方で、天皇賞(春)のタイトルホルダーのように、ズルズル下がっていく様も見えてしまうのは切なくもありますが。。。
また、内に埋もれて出てこれない、大外回って伸びきれないなどのケースもバレバレになってしまうので、騎手にとっては歓迎ではないケースもありそうです。
さておき、ゴールデンウィーク週から東京競馬場でも開始するようなので、現地で存分に楽しんでこようと思います。

ちなみに、週刊競馬ブックの記事によると、GPSを利用して位置を把握しているようですね。いくつかの方法が候補となっていたようですが、費用などの関係からここに行き着いたのだとか。ゼッケンの後部に発信機を2つつけて、片方がうまく機能できないケースに対応するとのこと。どうしても繋がらないときは表示されないみたいです。

そして懸念としては、通常の携帯電話の回線を利用するので、当日の混雑次第では上手く提供できないケースも考えられるそうです。実際に昨年の日本ダービーでは直前でネットが全く繋がらず、急遽、券売機で買った記憶があり、懸念ではなく現実になる可能性もあります。記事では競馬場で提供しているwifiを使うなどの提案が筆者から出されていますが、ダービーのときは馬券締めきり後は普通に繋がっていたので、なんとかなるのかもしれません。

しばらくは運用面での課題はありそうですが、楽しみな機能というのは間違いありません。

(了)

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