JRAの新たな試み、トラッキングシステム

11月19日の東京競馬場での東スポ杯2歳ステークスの際に、ターフビジョンでトラッキングシステムの運用が行われていました。この夏に一部で試験的にやっていたようですが、今回、重賞にあわせてやったのかもしれません。

他のレースでやっているかはちょっとわからないのですが、少なくとも私は初めて見ました。これはターフビジョンに各馬のポジションと内外のどの辺にいるのかを表示するものです。現在だとポジションは先頭からの3頭しか表示されず、ターフビジョンだと内と外のどちらにいるかも分からず、レース中は手も足も出ない状態ですが、全馬の状況がわかれば道中でもレースをより楽しむことができそうです。あるいは早々に諦めがつくw

東スポ杯では人気のハーツコンチェルトが出遅れて後方からの追走になりましたが、最初は内側に陣取って3コーナーくらいから外に出す様子が分かったので、ちょっと期待感が膨らみました。結果はさておきとしてw、自分の馬券に絡んでいる馬の状況が分かるのはとてもいいことだと思いますので、全レース適用をしてほしいものです。

ただ、まだまだシステム的には負荷が高いのか、あまりスムーズに表示できてなかったようなので、ここは改善待ちでしょう。位置情報はGPSで取得しているのでしょうけど、それをリアルタイムで表示するのは相当な技術が必要なのかもしれません。しかし、いまやスポーツ選手も練習や試合の時に小型のGPSをつけてどれくらい動いたのかを計測していたりしますので、さらなる進化は可能じゃないかと思います。

前走のパドックとの比較ができるシステムも開発中みたいなので、パドック派としては嬉しいですね。グリーンチャンネルではG1のときに前走比較を流していますが、これをオンデマンドで提供してくれたら、やたら暴れてる馬は前回はどうだったのか確認できて便利です。グリーンチャンネルのそれでは、エリザベス女王杯のときにジェラルディーナが前走もうるさかったということが分かり、馬券購入の後押しになりましたので、十分に使えるのは実証済みということで期待大です。

中央も地方も競馬主催者側でいろいろ工夫してますので、さらに推進してくれたら言うことなしです。

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