まるで参考にもならない馬券検討〜新潟記念(枠確定後)

ハンデ重賞

基本的にハンデの重賞には手を出さない決まりwなのですが、札幌と小倉は2歳重賞のため、なおのこと手が出ません。とはいえ、夏競馬も最終週ですし、せっかくなので新潟記念の検討です。

ペース、馬場の予想

まずはペースですが、ここ4年を見ると一昨年は平均ラップですが、それ以外は途中のラップが少し遅めで推移していました。いずれにせよ、このコースですから最後は上がり勝負の様相を呈することになりそうですが、道中は淡々と流れるペースと見ています。

そして馬場ですが、さすがに最終週だけあって荒れ気味との情報ですね。先週から外差し傾向に拍車が掛かっていますので、外から一気に追い込んでくる馬多数と見ています。今年は十何年ぶり?の不良馬場開催もあった新潟競馬場。見た目とは裏腹に時計の掛かる馬場であると判断します。

といったことを念頭に検討してみます。

ハンデ頭は苦戦

過去10年を振り返ると、ハンデ頭が馬券圏内に来ているのは2011年、2016年の2回だけ。後者はハンデ頭が2数おり、もう1頭は16着に沈んでいます。とにかく、ハンデ頭は2ケタ着順のオンパレードですが、今年はカデナがハンデ頭です。実を言うとハンデ未発表で登録馬を見たときにはカデナを上位に持って来ようとしたのですが、ちょっとこのデータでは評価を落とさざるを得ません。大阪杯の4着は高く評価しているのですが、3連系の穴くらいの評価ですかね。

そこで1番手はピースワンパラディです。重馬場の左回りはジャングルポケットの独壇場という格言、はありませんがw、この馬自身、左回り専門で重馬場も克服しています。前走、東京競馬場でのエプソムカップは7着に終わりましたが、東京1800の2番枠でスタートは出たように見えましたが、その後の行き脚がまったくつかず、道中はほぼ最後方。先行馬が上位を占めたレースでしたので、よく7着まで来たとも言えるでしょう。斤量も55キロでいい感じです。

2番手はサトノダムゼル。昨秋の秋華賞以降、間を開けて使われていますが2走前の東京の稍重で2着、前走は新潟の重で1着と荒れ馬場での安定感があります。4歳牝馬の伸び盛りのうえ、53キロは恵まれたと言えます。鞍上は乗り替わりの岩田(父)騎手ですが、ここは問題ないでしょう。

3番手はサンレイポケットにします。こちらもジャングルポケット産駒で左回りを得意としており、狙いはピースワンパラディと同じです。気になるのはピースワンパラディもそうですが、新潟での勝ち鞍がないこと。サウスポーとは言え単純に左回りがいいということでもないのがミソです。エプソムカップを勝ったダイワキャグニーもサウスポーとの評価が高いですが、よくよく見れば東京巧者なだけで左回りなら全部OKではないというのがポイントです。

そのほか、本格化との情報があり調教もよさそうなブラヴァス、昨年2着のジナンボーあたりを挙げておきます。

なお、ワーケアは非常に悩ましい存在で、3歳でハンデも軽いのですが、どうもその力を読み切れません。皐月賞を回避してダービーにかけたものの8着。そもそも弥生賞2着で皐月賞でも十分戦えたはずで、コントレイルとの力関係を考慮すると回避してダービーに絞る理由もイマイチ不明です。馬の実力的に、可能性として1着は十分にあると思うのですが、心情的に推せないというのが正直なところです。ギリギリまで悩むことにします。

激走期待馬は?

当初、サンレイポケットを激走期待馬にしようと思いましたが評価を上げ、こちらではアイスバブルに期待です。信頼度はそこそこですが、今回はブリンカー着用でのレースとなります。過去のレースを見てもラップに波がない場合には好走しているように見えますし、ブリンカー着用によって切れの甘さを解消できるようであれば、上位も十分狙えるはずです。戸崎騎手で55キロと条件もよく、当日の雰囲気次第では本命もあり得ます。

とは言え、ハンデ重賞

ハンデ戦が混戦になったときはハンデキャッパーの腕というのは定番ですが、いまはある程度の基準値を元にハンデを決めるとのことですので、職人技とも言えないのかもしれません。しかし、どっちにしてもゴール前混戦の可能性はあるわけで、翻って予想が難しいということですから、回収率を考慮すると積極的には狙いたくないレースであることも事実です。なので、あまり考えずにいくというのがよいのかもしれませんね。

(了)

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