まるで参考にもならない馬券検討〜札幌記念(枠確定前)

コース、展開予想

先週は新潟メインの予想だったので、札幌のレースを細かく見ているわけではありません。なので、馬場状況がどうだったのかなどを把握していないのですが、今週からCコースに変更になります。内外の馬場差はそこまで大きくならないと見ていますが、コース変わりで外差しがきくのか、内の先行有利になるのかはふたが開いてみないと分かりませんので、土曜日のレース状況はよく見ておく必要がありますね。

ペースは積極的に逃げそうな馬もおらず、ミドルペースまたはスローペースという展開になると想定しています。例年は平均ラップのようなので、その傾向に倣うというのがよさそうですが、小回りコースの平均ラップは意外に体力が必要という話もありますので、その辺も踏まえた選択になります。

あと、今回は調教過程がひとつのポイントになりそうです。というのはコロナウィルス影響により函館競馬場に滞在しての調教を行うことができません。いわゆる「裏函」ですね。裏函が重宝されているのはウッドチップコースがあるという点で、札幌滞在ではダートか芝を使って追い切ることになり、普段、坂路やウッドチップコースを使って調整している馬が大半かと思いますが、ここでパターンが狂ってしまうことが懸念されています。実質、1週前追い切りを美浦なり栗東なりで行ってから札幌入りしていると思うので、札幌は調整程度となるはずですが環境の変化がどう出るかは怖いですね。

混戦を想定

本稿執筆時点(8月20日昼ごろ)でマカヒキが回避予定とのことなので、マカヒキは対象から外しておきます。

さて、メンバー的にはどれが来てもおかしくないといった状況かと思いますが、まずはラッキーライラックです。昨秋のエリザベス女王杯からの流れで大阪杯までも制覇。宝塚記念は負けてしまいましたが、今回も主役と見て間違いないでしょう。大阪杯の結果から小回りでの先行競馬も十分に対応できると思います。このあと、どんなローテーションで行くのかというのが分かりませんが、何かに向けてのステップにも見えませんので、まずはここを使ってあまり長期の間隔をあけずに府中牝馬あたりからどこかのG1ということなんじゃないかと思います。調教も単走ながらもなかなかのタイムで走っており、有望と見ています。

2番手以降は混戦の予感です。ここではアドマイヤジャスタを挙げておきます。前走は人気薄での激走でしたが、洋芝の適性があるのとホライゾネット着用での結果とのことですので、そこは評価してもよいと思います。中間は短期放牧に出したとのことで、上記の滞在競馬での調整方法の難しさを考えるとむしろいい方向なのかと言ったところです。

続いてノームコア。最近はマイルで使われているため2000メートルはどうなのかというところで評価をやや下げましたが、札幌、函館で良績を残しているハービンジャー産駒であることと抜群の切れ味を買います。G1馬ですし、能力的にも十分と言えるでしょう。外差しがきく馬場傾向になるのであれば、もうひとつ評価をあげてみたいです。

次にトーラスジェミニ。この春くらいから結果を残してきており、前走の函館記念で4着と好走。ベストは1800との陣営コメントですが、うまく鼻を切れれば前残りも十分にあるでしょう。

そしてトーセンスーリアまで挙げておきます。新潟記念はけっこう厳しいペースだったということで、今回も前述のとおりのペースになったら浮上するはずです。

激走期待馬は?

ブラックホールを激走期待馬として挙げます。正直、距離はもっとあったほうがいいですし、エンジンがなかなか掛からないので小回りはどうかという点が気になります。また3歳馬はあまり実績がないのも気になるところですが、菊花賞に向けてレースの進め方も変えないといけないはずで、その作戦いかんでは一気に他馬を飲み込むシーンもあり得ると思っています。

何かの参考になれば幸いです。

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