データ派馬券野郎への道 JRA-VANデータラボ

競馬データ活用の本丸?

データ派馬券野郎を名乗るにはやはり本丸を攻めないといけないということで、とうとうJRA-VANデータラボに手を出しました。いままで手を出さなかったのには理由があり、それはWindowsでしか使えないということ。Appleのエコシステムに完全に飲み込まれている私としては、この制限はかなりキツい。というわけで、手を出そうにも出せなかったという事情がありました。

しかし、コロナ禍で中学生の息子もオンライン授業が行われることになり、なにかと入り用だろうと初夏あたりにWindowsマシンを購入。あわせて家族用として使うことにしました。息子の授業に活用するという目的があり、あまり私は使っていなかったのですが、オンライン授業は学校から貸与されているiPadで行われており、Windowsマシンはゲーム専用機と化していたので、週末は私の方で使うことにしました。

JRA-VANネクストの活用も4ヶ月が経過してある程度の活用はでき始めていたのに加え、データラボには無料お試しが1カ月間あり、有馬記念に向けてちょうどいいということで12月導入となりました。使えるソフトは200くらいあるようなのですが、定番と言われているTargetから使っています。

データてんこ盛り

本稿執筆時点でTargetを3週間ほど使っていますが、やっと表示されているデータの中身がおぼろげに見えて来ている段階ですね。マニュアルで夢のような活用方法が紹介されていたりしますが、そんなレベルにはまだまだ到達しておりません。どこから活用しようかというところですが、まずは補正タイムから入っています。

補正タイムは、このソフトの作者の独自のもので、レースごとのタイムを抽象化して比較するというものです。統計学でも単位の違うものを比較するための指標があったりしますが、距離の違いや馬場傾向、芝とダートの違いなどを考慮せずとも比較できるようにしているものです。JRA-VANネクストではこれらを指数化してランキングにしたものを見ることができますが、Targetでは各レースごとの数値をまんま見ることができます。競馬ブックなどが提供しているスピード指数と同じようなものですね。

これが意外にハマっておりましてw、データを主観なしに見るという点ではかなりの優れものと思われます。もちろん、このデータが予想のすべてではありませんが、早くも恩恵に預かるケースが出始めています。例えば、12月27日の中山第2レースの2歳未勝利戦。マイネルタイムリーが1番人気でしたが、馬柱だけ見ると前走は1.4秒差の2着、前々走は2.1秒差の5着でした。未勝利戦の場合、勝ち馬が強すぎたということもよくあるとは思うのですが、これだけで判断すれば本命に推すことはできません。しかし、補正タイムの数値がこのレースで1位でした。私の予想ではこの馬を対抗にして、白三角の1頭が1着に来たため馬連的中。本線ではなかったのでさほどプラスにはなりませんでしたが、データの正確さとこの馬を1番人気にしたファンの眼力に恐れ入った次第です。そのほか、12月20日の中山3レースで3連複8,320円を的中させましたが、これも3着に来た6番人気アウトレイジングはTargetの数値をもとに3列目に入れた馬でした。

現時点では上記がデータによるものなのか、たまたま結果がそうなっただけなのかの判断がつきませんが、その辺の因果関係がハッキリしてくればデータ派馬券野郎に1歩近づくことができそうな気がします。

競馬予想は奥が深い

データ派馬券野郎への道はまだ半ばです。とりあえず、無料期間終了後も課金して続けるつもりですが、サブスクが増えてしまうので何かを終えなければなりません。普通に考えればJRA-VANネクストがその対象となりますが集計したデータを提供してくれるという点では優れていると思いますので、しばらくは並行運用とそれによる費用回収を目指すことになります。

データを突き詰めていくと予想にも幅が出てくると思います。血統までは手を出す予定はないですが、このような要素がいくつもある競馬予想は奥が深いですね。また、別の投稿で書きましたが、とりあえず1−3番人気の3連単ボックス6点をあまり考えずに買って60倍当たるという点でも競馬予想は奥が深い・・・

(了)

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