まるで参考にもならない馬券検討〜宝塚記念[2022]

フルゲート

この時期の開催でなかなかフルゲートになりにくいレースで、昨年は13頭でしたが2年ぶりにフルゲート。しかも豪華メンバーが揃ったと言っていいでしょう。その分、予想は難しくなっていますが、キッチリと読み切ってぶち当てたいところです。

天気はもちそうですね。コースも例年だと開催が進んで馬場が悪くなっていますが、今年は変則開催でいまが2週目。もっとも、その前の開催が長めだったということもありますが、今日の結果を見るとその影響はなさそうです。ちなみに今日の阪神の芝のレースは5つで、3着に入った計15頭のうち逃げが3頭、先行が10頭、追い込みが2頭で、後ろからでは苦しいと言えるでしょう。

あの名馬を彷彿とさせるこの馬から勝負

1番手はパンサラッサにします。外連味のないハイペースの逃げが身上の馬で、前走は海外のGⅠを勝利して本格化を匂わせています。中途半端になった有馬記念での敗戦で距離不安がささやかれていますが、その時は戦法も中途半端に見え、海外GⅠで結果を出した今では無心の逃げこそがベストと分かっています。そこに一抹の不安もないでしょう。加えて、快足馬サイレンススズカを彷彿とさせる走りなのもオールドファンとしては心が躍ります。サイレンススズカも宝塚記念を勝つまでは1800メートルで勝利を重ねていましたが、2000メートルの金鯱賞を大差のレコード勝ちで臨んだ本番では0.1秒差とは言え優勝。初戴冠となりました。内回りで馬場も先行有利となれば距離不安も解消できそうで、同じようなシーンが見れてもおかしくありません。

2番手はディープボンドです。正直、ここはかなり迷いましたが、キズナ産駒が阪神芝2200メートルでの勝率トップというデータを採用。調教もいい動きだったようですし、パンサラッサのハイペースがこの馬に向く流れになると思います。ただ、前走もそうでしたが、ズブさがハンパなく、外よりの枠から好位置を確保できるかも心配ですが、そこは和田騎手の頑張りに期待です。

3番手はアリーヴォとオーソリティで悩みましたが前者にします。過去のレース傾向では速い上がりをあまり必要としないレースではありますが、前走のような競馬で上位食い込みを期待します。そしてオーソリティは海外で好走してきた点を評価。しかし、その海外で逃げる競馬をしてきた点は不安要素と考えています。今回のメンバー的に逃げの手は打てないでしょうし、ルメール騎手がうまく立ち回るだろうと思いますが、気になる点です。

その他の人気馬ですが、エフフォーリアは1週前追い切りでは動きもさえなかったようですが、当週はブリンカー着用でガラリ一変。なんとか間に合ったと思われますが、おそらくは気持ち的な部分が大きいのではないでしょうか。なんとなくレースで嫌な面を出してしまいそうで評価を下げました。タイトルホルダーは逃げてないときの成績がイマイチな点を不安視しています。もちろん、これほどの馬になれば克服することも考えられますが、強すぎる競馬は逃げてのものとすれば、パンサラッサがいることはいい材料ではなさそうです。デアリングタクトは当初3番手くらいで考えていましたが、長期休養明けを叩いたとは言え、まだ万全ではないことも想定され、順調な馬を上位にとりました。

激走期待馬?

今回はステイフーリッシュを指名しようとしたのですが、何と言っても調教がよくないということで迷っています。父親は晩成タイプのステイゴールドで、7歳でも期待できそうな点と、産駒ではオルフェーブル、ゴールドシップなどが勝っており相性のいいレースであることは間違いなく、上述のサイレンススズカが勝った宝塚記念で2着なのがステイゴールドなので縁みたいなものも感じますが、調教重視派としては苦しい決断です。であれば、同じステイゴールド産駒のマイネルファンロンやアフリカンゴールドを狙う手もなくはないですが、食指が動かないというのが実際のところです。

海外で活躍した馬が帰国しても引き続き活躍するというシーンはよく見ますので、その点を加味してステイフーリッシュを激走期待馬にしておきます。。。

何かの参考になれば幸いです。

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