短期免許、続々終了

コロナ禍がやや落ち着いて、この秋には短期免許での来日が多くありました。日本でもお馴染みのムーア騎手、レーン騎手はひと足先に期間終了していますが、有馬記念当日でマーカンド騎手とドイル騎手の夫妻も期間終了となりました。ドイル騎手は2勝で悔しい気持ちを持っているようですが、マーカンド騎手は16勝とそれなりの結果を出したのではないかと思います。2ヶ月間で16勝は年間に単純換算すると100勝近くなりますので、初来日にしては十分な成績ではないでしょうか。

マーカンド騎手の可能性を早々に見抜けたのは自分なりにも良かったと思いますが、ドイル騎手も力強い追い方が魅力的で、すぐに2人のファンになりました。ドイル騎手については、女性騎手の2キロ減があったらもっと勝ち星を重ねていたのではないかと思います。

しかし、ドイル騎手といえば、この笑顔ですよ。偶然、パドックで撮れたこの写真は家宝ものです。

近くの女の子の声援に笑顔でこたえる

次の短期免許では成績でもアピールしてもらいたいですね。

Cデムーロ騎手はエリザベス女王杯で会心の予想に応えてくれました。今年の中央競馬の終了とともに帰国です。

このまま残るのはムルザバエフ騎手となりますが、どこかでイーガン騎手が期間延長と見た気がします。JRAの公式サイトでは12月28日までとなったままなので、気のせいだったかもしれません。

以前も書きましたが、外国人騎手が短期免許で来ることで日本の騎手が乗れなくなることへの懸念があるようですが、国際的にもトップクラスの騎手と競い合うことが日本の騎手のレベルアップにもつながると思います。西村騎手、小崎騎手、坂井瑠星騎手などは積極的に海外挑戦をしていますし、ベテランでも大野騎手や若き日の武豊騎手も挑戦をしています。日本にいながらにして擬似的に海外挑戦ができていると思えば美味しい状況ではないかと思いますので、若手には貪欲にその技を盗んで成長してもらいたいものですね。

(了)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?