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田舎暮らしと草刈り - 避けられない日常から見つけた幸福感

 田舎の一軒家での生活は、長年抱いていた夢の一つでした。そして、この夢を現実に持続させるためには、「草刈り」が避けられないものとなっています。草刈りは決して容易な作業ではありませんが、その中に日常の一部を見つけ、それを肯定的に捉えることで、人生の豊かさを感じられます。

仮払機はシンダイワ社製

 草刈りは、田舎生活のなかで重要な役割を果たしています。家の外観の美観を維持するだけでなく、害虫の増加を防ぐ働きもあります。全てが相互に関連し、共存しているこの状況を実感するとき、私は自然と一体になる感覚を味わいます。その瞬間は、私にとってストレスを解消する大切な時間となっています。

 そうは言っても、基本的に私はストレスに強いタイプの人間なので、ストレス解消という表現はやや大げさかもしれません。しかし、草刈りを行う時間は確かに心地よいリラクゼーションを提供してくれます。

 私は花粉症持ちで、特にイネ科・ブタクサ花粉に敏感です。花粉が飛び散る一定の時期だけでありますが、草刈りを行うと、花粉症の症状が悪化するという弱点があります。しかし、これも生活の一部と捉え、マスクや眼鏡、薬を用いるなど、必要な手段を導入して体調管理を最優先に考えています。

愛用目薬

愛用マスク

 草刈り機、あるいは「刈払機(かりばらいき)」とも呼ばれるのには理由があります。草刈り機は、草を根元から刈り取り、地面を払うようにするための道具だから。「うん、そうだろうね」と思いつつも調べてみて改めて知った。また、「刈払機」は小型機械、「草刈機」は大型機械を含む機械全般のことを指すそうです。

 ちなみに私が愛用しているしている刈払機はシンダイワ山林用モデルです。山林用の機器は厳しい環境や高負荷での使用を想定して設計されていることが多く、耐久性やパワーが求められます。通常タイプの機器は、一般家庭や商業施設での使用を主に想定しており、操作の簡単さやメンテナンスの容易さ、低騒音性などが重視されます。私の家では草木が広範囲に生え、高い植物が次々と生えてくるため、山林用を選びました。

 さらに、私は身長が高いので、通常よりも本体が長いロングモデルを選びました。

ロングタイプがあり高身長草刈りマンにも対応

 とにかくこの手の作業に用いる道具チョイスにミスをすると、腰にとんでもない負担がかかります。仮払機も例外なくその一つで、短いタイプを使うと常に深く屈みながら作業を行うため腰が壊れます。電子機器だけでなく、このような農業機器にもこだわりを持つことで、私のガジェット愛・情熱が発揮されています。

 また、いつか手に入れてみたい関連アイテムはこちら。ラジコン草刈機ワイルドでイカしたプロモーションビデオを作り込んでる感じが好きです。

 草刈りについて語る際には、安全性についても触れる必要があります。草刈り機の刃は高速で回転し、その危険性を無視することはできません。そのため、私は安全靴や手袋、安全ゴーグルを常に着用しています。日本では草刈りに関連する事故が少なくありません。機械の誤操作や予期せぬ事故、安全対策の不足などが原因で、毎年多くの人が怪我をしています。作業を行う際は、程よい緊張感を持つことが重要ですね。

 こうした経験を通じて、田舎生活とは、自然の一部となって生きること、日々の生活に小さな挑戦と喜びを見つけることだと感じています。それこそが私の幸福感を生み出しています。

 また、外部の力を借りて草刈りを行おうと思った時期もありました。ビジネスを立ち上げた直後は、外出もほとんどできず、睡眠時間もほとんど取れないほど忙しく、家のことは二の次になりました。草刈りもおろそかになったことの一つです。

 自分の時間とエネルギーをどのように使用するかという「選択」において、草刈りは優先順位が下がりました。シルバー人材センターや別荘地を管理している管理事務所に依頼することを考え、見積もりを取るまでしたこともあります。結局はそのまま自分で対応しましたが、全てを自分で行う必要はなく、家事代行のように外部に家のことに関する支援を受けるという選択肢もありだなと改めて感じました。

 田舎暮らしをしていると、都会では考えられないような新しい課題と向き合うことも多くなります。しかし、そこで得た経験や知識は、自分自身の成長にもつながります。草刈りもその一つで、初めて体験することで学び取ることが多かったです。

 この記事を通じて、田舎暮らしの素晴らしさと、その中でのひとつの作業である草刈りの楽しみ方、課題に対する考え方などを共有できたら嬉しいです。

 田舎暮らしをこれから始めようとしている皆さんには、その挑戦と魅力を十分に理解し、覚悟を決めて臨むための参考になるような内容を提供したいと思っています。一方、既に田舎生活を満喫している皆さんには、“草刈り”という共通の挑戦に向き合っている仲間として、このエールが届くことを心から願っています。

工事直後の庭。草が無いならそれはそれで寂しい。

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