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私がこだわった心地いい住まいとは(3)

こんにちは。11月なのに記録的な暑さでしたが、さすがにそれももう終わった感じです。寒暖差に気をつけないとですね。

さて今回は、私がこだわった点の「日当たり」について詳しく話してみたいと思います。

(1)でもお話したように、わが家は区画に対して斜めに建っています。工務店さんに「真南を向くように建ててほしい」とお願いしたら、ちゃんとコンパスで方位を測ってくださいました(笑)

どうしてそんなにこだわったかというと、わが県は日照時間が日本一レベルなこともあり、太陽のパワーを最大限に活用したかったからです(いや、神秘のパワーとかそういう話じゃないですよ)。

まず、太陽光パネルを屋根に載せる予定でしたので、なるべく長時間パネルに日光を当てたかったのです。東や西にずれると、角度などのせいで光の当たり方が弱まるのはもったいない。売電の稼ぎにも影響しますからね(せこい)。

あと単純に、特に冬は南からの日光を最大限屋内に取り入れたかったからです。この家を建てる前はマンションに住んでいたのですが、リビングは南向きではあったものの少し南東寄りでした。そうすると、冬はあっという間にお日様が西に行ってしまうので、窓からは入ってこなくなっちゃうんですね。

しかし「じゃぁ夏はずっと長時間強い日差しが照りつけるんだから、逆効果じゃない?」と思った方、イイ線ついてます。どんな家でも夏と冬ではメリットが逆転します。

そこで大切なのは、実は、大きな屋根による「庇(ひさし)」です。
わが家はありがたいことに敷地が贅沢なので、十分な庇を取ってもらったのです。
そうすると、夏は太陽が高くなる(いわゆる南中高度のことですね)ので、直射日光は庇が遮ってくれるため、意外と室内には入ってこないのです。
逆に、太陽が低い位置にある朝と夕方(いわゆる西日)は、雨戸を閉めておき日光そのものを窓で遮断してしまいます。

ここでおススメしたいのがこれ。「ルーバー雨戸」です(だんだん通販番組っぽくなってきた)。
普通は雨戸を締め切っちゃうと暗いし風も来ないですよね。でもこのルーバーを開けると、日差しはだいぶ遮るのに風が通る、という優れものなのです。

ルーバーを開けた状態。この時も西日が差していたのですが、室内に入る日光はかなり抑えられますし、風は通ります。
ルーバーを閉めたところ。普通の雨戸です。

わが家は予算の都合で西側にしか設置していませんが、それでも夏場は、午後には早々に雨戸を閉めてルーバーを開けておき、夜涼しくなったら風を通す、という具合にフル活用しています。

このようにいろいろとこだわっているのですが、中でもわが家をいちばん明るくしてくれているのは、リビングの吹き抜け上部にある嵌め込み窓でしょう。ここまでデカいと、家の中にいてもボーッと空を流れる雲を眺めたりできます。

リビングは吹き抜けになっており、その南側はほぼ窓。左右の網戸のある部分だけ開けられます。
外からの目線隠しのために、外にすだれをかけられるようにしてあります。


まぁでも、窓はデカければいいというものでもないのだなぁ…と気づくのは、実際に住んでから。次回はこの辺りについても正直にお話しつつ、もうひとつのこだわりポイント「断熱」にからめてお話したいと思います。

いつも読んでいただきありがとうございます。
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