土曜絵画:(映画絵練習帳その9)

画像1 映画のシーンを15分で描いて、絵の練習をしようという『映画絵練習帳』その9です。ここでは映画の内容についてではなく、絵について語ります。今回もちびまゆさんが中心となって運営されている企画『 #土曜絵画 』に参加しておりますよー!
画像2 【JUNK HEAD(2017)】これは闇の中から異形の生命体がにゅっと出てくる感じを描きたくて描いた絵です。このシリーズの絵を描く時に地味に大変なのが『黒く塗りつぶすこと』だったりします。広範囲に塗りつぶす作業は、単純作業に見えてそれだけで結構時間が掛かっちゃうんですよね。絵としては締まるので良いんですけども。
画像3 【トゥモロー・ウォー(2021)】『何を描くか』、『どこまで描くか』という事は事前に決めておくことが大事で、そうしないとものすごく中途半端な感じで終わってしまう危険性が高くなります。水彩を使う場合は何色使うのか(使う色が増える毎に時間と手間がかかる)ということも大事。この絵はちょっと失敗してますねw。(主人公の髪色が塗れてない)
画像4 【ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018)】ここらへんは水彩という画材に振り回されていて、ずっと試行錯誤している感じですね。こちらは透明水彩と水彩色鉛筆を組み合わせてみたものです。肌の重ね塗りは案外上手くいった気がするけど、水彩にするとやっぱり若干描きこみ不足が気になる感じですね~。
画像5 【野獣を消せ(1969)】これは車を描いてみたいなーと思って描いた絵です。望遠レンズで撮った構図って、写真などでは案外無かったりします(迫力を出すために広角レンズが多い)。ちなみにこの車は思った以上に大失敗してて、見る度にちょっと恥ずかしかったりします。どこが失敗しているのかは内緒w。
画像6 【ワンダーウーマン 1984(2020)】まー、これも失敗ですね~w。女性を可愛く描きたいがためにアップで背景無しの絵にして女性の絵に集中出来るようにしたんですけど、出来上がった絵を見て『んん~、可愛くはないな!』とw。自分の嫌いな手癖みたいなものが感じられて丸めてクシャってやりたい衝動にかられます。しませんけどねw。
画像7 【THE 4TH KIND フォース・カインド(2009)】ここにあるイラストはすべて『15分で描く』という縛りで描いているのですが、私は決して絵が早い方ではなくて、むしろ遅いと思っているので描いている時は時間配分にすごい気を使います。油断すると一本の木を描くだけで終わっちゃうので。そういうバランスはいつまで経っても慣れないですね~。
画像8 【夜に生きる(2015)】これは『部屋の感じを描く』ことを目標にして描きました。スプリングが見えるベッドやテーブルに置かれたデスクライトなど。構図として特に素晴らしいという感じはないですが、まぁまぁ上手くいった方かな~って感じですね。線画でほとんどの時間を使ったので、色は一色しか使えませんでした。
画像9 【アトラクション -制圧-(2017)】これは構図がいいなーと思って描いた絵です。ロシアの集合住宅と空の対比。住宅の構造自体も面白いし絵の情報量のバランスもいいなーと思って。『あともうちょっとあればもっと塗り重ねて良い絵になるのに!』って毎回思うんですが、制限をなくすと絶対続けられなくなると知っているので、思うだけにしていますw。
画像10 【蜜蜂と遠雷(2019)】映画によって描きたいと思えるショットがたくさんある映画と、そういうのが全然無い映画というのがあって、この監督の作品は前者でした。構図の美しさとか、配色の見事さだったりとか、色んな要素があるんでしょうけど、そういうのって大抵始まって5分くらいで分かるんですよね。不思議。
画像11 【盗聴者(2016)】この絵は天井付近から見下ろす広角レンズによって撮られていますが、こういう絵は基本的に大好物ですw。個人的には縦パース(見上げだったり見下ろしたりする時に出てくるパース)がある絵の方が好きなのですが、人によって望遠レンズ好きだったり35mmレンズだったりと、それぞれ好みのレンズ感があるようです。
画像12 【羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来(2019)】アニメーションを描く時はいつもどういう風に描くかを迷いながら描く事が多いんですが、なるべくキャラクターを似せる絵は避ける事が多いです。それは絵の練習のために描いているので、必ずしも『このキャラクターが描きたい』という感じではないから。まぁ、描く事もままあるんですけどねw。
画像13 【ホテルローヤル』(2020)】これはコピックを使ったのですが、赤色をキーポイントにする方向で描こうと思って、割とうまくいったなーと思った絵でした。ここらへんの判断は他の人から見たら『いや、全然ダメじゃん』ってなるかもしれないんですけど、まーそれは良いのです。自己満足の世界なのでw。という訳で、今回はここまで。ではまた次回~!

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