土曜絵画:(映画絵練習帳その10)

画像1 映画のシーンを15分で描いて、絵の練習をしようという『映画絵練習帳』その10です。ここでは映画の内容についてではなく、絵について語ります。今回もちびまゆさんが中心となって運営されている企画『 #土曜絵画 』に参加しておりますよー!
画像2 【マチネの終わりに(2019)】この映画はおしゃれな構図がたくさんあって何を描こうか迷ったんですけど、何となく動きが描きたくなって走るシーンになりました。走るシーンは年齢やスピードによってフォームが全然変わるので、個性が出ますよね。これは福山雅治さんの疾走シーンなんですが、画力のせいなのかあんまりスピード感は出ていませんw。
画像3 【ゼイラム(1991)】白黒で豊かな階調を表現したくて墨汁で濃淡を描きました。毎回、絵を描く時にどういう感じのタッチにしようか迷うのですが、シルエットがカッコイイ時は白黒、雰囲気を乗せたい時は水彩、完成度を高めたい時はコピックという時が多いです。最終的にはカッコイイ絵になればなんだって良いんですけどね~。
画像4 【シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020)】これは珍しく線のみの絵です。時間切れになった訳ではなく最初から『線画のみでどれだけ世界観と情報量を詰め込められるか』という課題として描きました。構図としては単純な一点透視の絵ですが、破綻なく描くのは大変で苦労して描きました。他の絵と比べて地味ですが自己満足度は高い絵ですね。
画像5 【ストレイ・ドッグ(2018)】やさぐれたニコール・キッドマンの絵ですが、もうちょっと迫力出したかったなーと。狂気を感じられる絵にしたいと思って描いたのですが、構図も色目もあともう一歩踏みこめたら良かったなーと思ったりしました。特に色に関してはずっと課題にしている部分ではあるので。でも血しぶきのアイデアは悪くないよw。
画像6 【博士と狂人(2018)】これはショーン・ペンを描きたいがための絵ですねw。これも同じく狂気の絵(ショーン・ペンは精神病患者の役)なんですが、色や線画も含めて、割と良い感じに出来たかなーと。こういう時に水彩を使うと単色を塗っていても雰囲気が出るので相性がいいなーと思います。あと、おじいちゃんは定期的に描きたくなりますw。
画像7 【新感染半島 ファイナル・ステージ(2020)】息子がゾンビになっていく中で、それを抱えながらゾンビに襲われる母親の絵です。これは時間が足りなくて中途半端な色塗りで終わってしまいました。大人数、パース感のある構図、動きのある絵という要素が入ってくると途端に難易度が上がって時間が掛かってしまいます。あとちょっと時間が欲しかった~。
画像8 【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー(1993)】がっつりとしたアクション描きたいと思って描いた絵です。アクションのある絵は重心の不安定さが特に大事で、安定した絵にしちゃうと全然迫力が出なくなっちゃうんですよね。この絵もあと一歩感は否めないですが、色まで頑張ったから良しとしよう(自分に甘いw)。
画像9 【ロマンスドール(2019)】久々にコピックを使ったのですが、画材は使うごとに楽しさを再発見しますね。背景は遠近感を表現したくて色鉛筆で描きました。この絵で一番描きたかったのは実は机に頭を付けて謝っている構図で、すごい可愛らしいなーと思って描きたくなったんですよね。描きたくなるポイントって我ながら分かりませんw。
画像10 【300 <スリーハンドレッド>(2007)】毎回同じような感じで描くのも飽きちゃうなーと思って、タッチを変えて描いてみたのがこちら。デッサンを単純化してちょっとコミカルな感じで描いてみました。やってみるとこれはこれでアリかもw。なにもリアルに描く事だけが正解では無いんだよなーと改めて思ったりもして。
画像11 【スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー(2019)】そして盛大に失敗したのがこちらw。これは最初に水彩で下塗りしたうえで線画で完成させようと目論んでいたのですが、線画を描けるくらいに下地が乾くのが全然遅くてw。結果、絵の密度とデッサンの面白さが無くなってがっくりな絵になってしまいました。という訳で今回はここまで。ではまた次回~!

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