土曜絵画：（映画絵練習帳その６）

映画のシーンを１５分で描いて、絵の練習をしようという『映画絵練習帳』その６です。ここでは映画の内容についてではなく、絵について語ります。今回もちびまゆさんが中心となって運営されている企画『 #土曜絵画』に参加しておりますよー！

【ドクター・ドリトル（2020）】動物が描きたくてこの絵になりました。CGの動物って動画で観ると『ああ、CGだな～』と思うのですが、絵に描くとすごい収まりが良いんですよね。それは“見栄えのする絵”として描かれているからであり、ある意味静止画的でもあるんだな～なんて考えてました。まぁまぁ収まりの良い絵になった気がします。

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破（2009）】今までもエヴァは絵のクオリティがやばかったですが、新シリーズになって（性的な意味ではなく）変態的とも言えるくらいこだわりまくった構図と絵のクオリティで圧倒されるばかりですが、（性的な意味で）変態的な部分も引き継がれていて『ああ、エヴァだな～』と思ったりもしまいしたｗ。これはその二つの部分を兼ね備えた絵を模写したくてこんな感じになりました。

【狂武蔵（2020）】アクションもチャンバラも大好きなので、動きをともなった絵って大好きなんですよね～。特に時代劇の場合、袖の始末（動きによってどう動くか）がどうなるかっていうのは頭の中だけでは上手く想像できない事が多く、画像を見ながら描くと勉強になることが多いです。「え、そんなくしゃくしゃになるの？」みたいな感じが多いです。あと、大抵よく分かんないｗ。

【凪待ち（2019）】可愛い女の子を描きたいなと思って描いた絵なのですが、思った感じにはならずでしたｗ。頭で描くものと実際に手で出力されるものというのは大抵は違うのですが、私の場合は女性の時に多いです。単純に実力不足とも言うのですが、それでもこういう形を重ねていけばいつか可愛く描けるはず…とも思うんですけどね～ｗ。

【リトル・ジョー（2019）】これはヨーロッパの街並みを描きたかった絵ですね。１５分の制限を課しているので、こういう情報量の多い絵を描く時は事前にものすごいイメージトレーニングします。『このあたりに電灯を置いて、集中点はこのあたりで・・・』みたいな感じｗ。この絵はギリギリ間に合いましたが、失敗すると人だけで１５分かかっちゃう罠もあったりするので、おなじ１５分でも油断なりませんｗ。

【トレイン・ミッション（2018）】この絵は『リーアム・ニーソン描きたい』欲として描きましたｗ。そういうの、たまにあるんです。リーアム・ニーソンって彫りが深くて面白顔だから（失礼！）つい描きたくなっちゃうんですよね～。似てるかどうかは微妙ですが、『この人ケータイめっちゃ力入れて持ってるな～』と気付いてくれる人がいたら、私はそれで満足ですｗ。

【シャーク・ナイト（2011）】これは水面の練習ですね。向こう岸は遠い景色で、手前は人が溺れている。その遠近感が水面でどのように描けば表現できるのかな～なんてことを考えながら描いていました。水面は簡単なようでいて永遠の課題ですね。この絵も手前の波しぶきをもうちょっと迫力ある感じにしたかった～。

【30年後の同窓会（2017）】これは割と失敗してて、見る度に『うわぁ～』ってなってますｗ。一つは『パースの失敗』ともう一つは『絵の力点の失敗』ですね。本当は画面外にアイレベルがあるんですが、壁面のパースが違くてすごく気持ちわるいｗ。あとは『玄関の造形の面白さを描きたい』という部分があったのですが、描き込みが中途半端で『うわ～』ってｗ。下手に色をつけたことで時間が掛かり、絵の印象も微妙な感じになってしまいました。これなら白黒の方がよかったなーって。

【ビリケン（1996）】これは俯瞰の風景を描きたかった絵ですね。これも色よりも、もうちょっと描き込めたんじゃないかな～って絵です。とはいえ、俯瞰図は難易度が高いので（その上、垂直線が斜めになっている）こんなものかもしれませんｗ。描きこむために時間がかかる風景も、キャラクターの魅力を出したい人物の絵も、それぞれ気を遣うポイントが違う１５分の絵ですが、どちらもそれぞれで難しいなーと思いながら描いています。

【ウィズアウト・リモース（2021）】本当は全部をカラフルでグラフィカルな絵にしたいんですけど、１５分という制約の中では限界があり、またその制約がないと続けられないというのはジレンマだったりします。これらは絵の練習の為であり『映画を説明するため絵ではない』という部分は、分かってはいるつもりでもどこかじれったい。毎回、自分の足らない部分を確認しながら、このとめどない絵の修行は続いていく訳です。あ、いけね、しんみりしちゃったｗ！という訳で、今回はここまで。ではまた次回～！