土曜絵画:(映画絵練習帳その3)

画像1 映画のシーンを15分で描いて、絵の練習をしようという『映画絵練習帳』その3です。基本ここでは映画についてではなく、絵について語っていきたいと思います。今回もちびまゆさんが中心となって運営されている企画『土曜絵画』に参加しておりまーす!
画像2 【マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014)】描きたかったのは車内の空間感です。ちょっと長めの車なんですが画角の中で全員がぎゅうぎゅうになりながらも見やすいという良い構図です。あと15分で大人数を描くために単純化したキャラクター線で描いたのですが、まぁまぁ上手くいったかなーと。
画像3 【マイ・バック・ページ(2011)】こちらはキャラクターをちゃんと描きたいな~と思って描いた絵です。背景が少ない分、人物に時間を掛けて描いたのですが思ったようにはいきませんでしたw。可愛い女性を描く時はモデルに寄せて描く場合と自分の手癖に寄せて描く場合があるのですが、どちらにしても納得出来ない時が多いですw。描いたあとで『頭の中にある感じはもっと可愛いのに~!』とかなっていますw。
画像4 【ハイエナ・ロード(2015)】これは車が描きたかっただけの絵ですねw。車は定期的に描いていないとすぐにダメダメな感じになってしまうので、これからも練習課題として度々出てくると思います。背景のバランスとか、人物の描き具合もこれくらいだとまぁまぁ良い感じですね(自己満足)。毎回こんな感じで出来ると嬉しいですが、大体これを下回りますw。
画像5 【さらば愛しきアウトロー(2018)】車に乗っているケイシー・アフレックのシーンがとても素晴らしかったので描いたのですが、私が感じていた素晴らしさを一個も出せなかったので「いぃぃ~~~っ!」ってなった絵でした。でもボツにしないでそのまま出しちゃうw。良い映画ってどのシーンを抜き出しても様になっていて、この映画はまさにそんな感じの映画でした。逆にダメな映画はカメラワークだけ見ても5分くらいで『これはダメだな』って分かったりする映画あるあるw。
画像6 【西部戦線異状なし(1930)】クラシックな映画を観ると、構図が今と全然違うことに気づきます。この映画もそう。もう80年前の映画ですが、カメラワーク(カメラの移動)無しで成立させるために人物配置とかが一画面で収まるようになっているんですね。リアルさでいうとちょっと変な感じもしますが、絵で描くとまるで絵画のような構図の美しさに気付きます。あと俳優さんが知らない人ばっかりだから、変に似せようとしなくて済むのも嬉しい要素だったりしますw。
画像7 【Diner ダイナー(2019)】『良い映画は構図も良い』と前に書きましたが、逆もまたしかりです。この映画はあんまり描きたいと思えるような構図が無かったな~(監督は写真家なのにw)。この絵もキャラクターメインで描いた絵(しかも今回も失敗w)ですが、ポイントは『とても手練れの殺し屋には見えない銃の持ち方(素人が持っているようにピーンと腕を伸ばして持ってる)』です。日本の映画にありがちな点ですが、すべてを『スタイリッシュな世界観だから』で済ませちゃうのはどうかなーと思ってたりもするんですよね。
画像8 【サイキッカー 超人大戦(2019)】これも同じく『良い映画なら構図も~』の反対の例。描きたいシーンが全然なくて選ぶのに苦労しました。多分製作費自体が少ない映画なんだろうなーとは思うんですけど、『構図』自体はそこまでお金かけなくても良い絵は撮れると思うんですよね(カメラマンを雇うお金が高額とかの問題はありそうだけどw)。実際低予算でも良い構図の映画は大体面白かったりするので、そういう部分にまで関心を持てるという事自体が大事なことなのかもしれません。今回はここまで、また次回~☆

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