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真実への目を開く

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私たちが本当に真理を手にしたいと願う時、真実を見ることのできる心の訓練が必要になります。統合への道を進みたい人のための記事です。有料にすることも考えていますが、今のところ無料で公…
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#選択肢

もう悪夢を見る必要はない

悪夢との長い付き合い私たちは長い間悪夢を見ている。 怖かった記憶や、緊張した体験、不安や嫉妬、自分へのダメ出し、怒りや恨み、孤独にさいなまれたり、人からどう見られるのかに怯えたり。感じないように努力していても、そうした記憶は小さな刺激でふっと私たちを占領してしまうし、「よりにもよってこの人と?」 という感じで、自分が否定したものを体現したような人が目の前に現れたりする。私たちがそこに反応してしまうのは、もちろん、自分自身の中にその種があるからだ。 そんなことを言うと、今度

『ビューティフル・マインド』の中のエゴと愛

『ビューティフル・マインド』久しぶりに映画を見てたくさん泣いた。『ビューティフル・マインド』を久々に見たのだ。この映画は2001年の映画で、昔に確か観たことがあると思ったが、ストーリーを全然覚えていなかった。 あなたは『ビューティフル・マインド』を観たことがあるだろうか? 昔の映画なので、観た人が多い前提での話になっていて、観たことがない方はネタバレになるので、ご注意ください。 幻覚への恐怖と現実へのチューニングこの映画を観ているうちに、「私が長年恐れていたことは、これだ

愛を語ること

こそばゆい《愛》について科学の分野では、《生命体》という言葉は良くても、《魂》という言葉は使えないそうだ。その言葉を使った人の論文は一気に相手にされなくなるという。《愛》という言葉だって、きっと使えないのだろう。どんな分野にも共通言語があって、「この言葉はこういう意味だ」という前提を共有していると、話はスムーズに進む。その共通言語にどれを選ぶかは、自然に淘汰されるし、時代だったり、背景によっても違うけれど、でも、その分野ごとの特徴があるなあと思う。 私たちの中にある、《愛》