燃えかすのような生き方に、燻る残火が、無意味な期待を抱かせる
灰の中に手を入れて、ただひたすら、そこにある何かを探し続ける日々
燃えかすの中に、生きる意味を見出して、それに希望と名づけるのだろうか
価値を他人から与えられる人生は、きっと最後に何も残さない。自分で決めた価値の中で、ただそれを抱きて、最後の旅立ちの安らぎとする
きっと何も得るものがないと思いながらも、他人に押し付けられた役割をこなす いつか良い結果として戻ってくると言われながら
残された日々を全て、そんなことで費やして、結局、何かを得られるときには、それを享受する時間が残っていない
静寂の中で振り返ってみると、それまで価値があると言われてきたものが、自分にとっては、無駄なものでしかなかったと気づく そこから得られるものは、何もなかった でもそれを後悔しない その時、信じて成したとこは、きっと誰かの価値を生み出していたのだろうから
燃えかすの人生も またそれはそれで価値がある
そして 全てはそのようにして 無に戻っていくことだろう
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