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翼のHEROs奮闘記(6月)~アスリートのセカンドキャリア~

このnoteでは月に1度元プロバスケットボール選手が
・日本財団HEROsで何をしているのか
・セカンドキャリアでぶち当たった壁
・日本財団での日常
など
気軽に投稿しております。

小原 翼:2021年6月まで日本のバスケットボールリーグ「B.League」のB1チームに在籍。その後キャリアに迷っている時に日本財団HEROsでのインターンの機会を得る。その後、2022年4月より正式に日本財団HEROsに所属。

それではいってみましょう、6月スタートです!!

6月

・コンセプト動画公開

HEROsでは今回新たに、”HEROs”のコンセプト動画を作成しました。
まずは観てください。

どうでしたか??
ちなみに、
僕はこれを観るたびに震え上がります。
そして、涙が滲みます。
完全に心が揺さぶられるんですね。

”アスリートの情熱は人を動かす”
『目を覚ませ。
  あなたはすでに、誰かの憧れだ。』

僕が現役だった時自分に自信がなかったかもしれません。
だって、チームは負けるし、試合には出れないし。
誰かに憧れられてるなんて、そんな対象じゃないと思っていました。

でもそれは違いました。
必死に頑張っている姿を、みんなが見てくれていたし、応援していてくれたし、子どもたちの憧れにもなっていました。
スポーツは勝ち負けの厳しい世界。でも「勝ったから良くて、負けたからダメだ」みたいな判断だけではないのです。
人を喜ばせるために頑張っているアスリートはきっと誰かの憧れになっているはずです。
だから、苦しい時でも自暴自棄にならないで、前を向いて頑張ってほしいなと思いました。
Dear.あの時の自分、そして今頑張っている全てのアスリートの皆さんへ


そして動画観ていただいた、皆さん
お気づきいただけたでしょうか?!?!

?!?!?!?!?!?!?!?!

そう、僕も少しだけ出ています。笑
最初は出るなんて1ミリも思っていなかったですし、「大丈夫です」って感じだったのですが、良いシーンだからって推してもらい出ることになりました。
本当にありがとうございます。光栄です。

この動画の主演を務めるのは、フィールドホッケー日本代表の瀬川真帆さん。現役バリバリの選手です。
彼女もHEROsが運営するHEROs ACADEMIA第0期(アスリートの学び舎)に受講生として参加した生徒さんです。そんな接点がありながら今回のコンセプト動画の主演のオファーをしました。
めちゃくちゃカッコいいですよね!!瀬川選手の益々のご活躍にも期待です!!


・HEROs ACADEMIA第1期開講

HEROs ACADEMIAとは

「講義よりも対話」「学びよりも実践」をキーワードに「自分を知る」「社会を知る」ことを通して、自分なりの目標を仲間と共に明確化していく、アスリートのための講義型プログラム

HEROs HPより

簡単に言うと、アスリートの学び舎ってとこでしょうか。
なぜこの学び舎が誕生したかというと。。。

アスリートの多くは、社会貢献活動を非常に重要な活動だと認識しています。
でも、殆どが、「今自分はそこまでのプレーヤーじゃないし」とか
「そこまで稼いでないから」「有名プレーヤーになったらやる」
と言って実際にはアクション出来ていません。
重要だとわかっているのに。

でも、じゃあいつになったら始めれるのでしょうか?
「有名」や「稼ぎ」が本当に重要なのでしょうか?
もっと言うと、社会と繋がり共助していく活動は、有名なアスリートでお金があるアスリートだけがやれば良いことなのでしょうか?
それは絶対に違いますよね。そうでなくてもできると思います。お金を寄付するだけが社会貢献活動ではないのです。

では、どうしてそういう思考になってしまうのでしょうか?
それは視野の狭さだと思います。スポーツを頑張るが故にその世界に閉じこもってしまい、その一部の世界が全てだと思い込んでしまうところに原因があるのではないかと思っています。

そこでまず、「何かやってみたいけど何から始めたら良いかわからない」といったアスリートに向け、学び舎を作りました。
HEROs ACADEMIAでは、様々な分野の講師に登壇いただき、様々な競技のアスリートと共に学ぶことにより、視野を広げ、内省していただくプログラムになっています。

どんな講義があるかというと、、、

最近引退したことでも知られている斎藤佑樹さんによる
「引退との向き合い方」
めちゃくちゃロジカルに考えられてて、とても勉強になりました。

YouTube登録者40万人の元Jリーガー那須大亮さんによる
「セルフプロデュース力」
やっぱりこの登録者数の多さには理由がありました。普通に感動しました。

元ONE championship代表で現三遠ネオフェニックスGMの秦アンディ英之による
「スポーツやアスリートのビジネス的価値」
強烈なリーダーシップを持たれていて、”凄い”の2文字。
元Bリーガーとしては、今後の三遠から目が離せない。

などなど様々です。
今6月までで6回分の半分が終了しています。
残り半分まだまだ学び続け、社会と繋がりアクションしていくアスリートが増えることを願っています。

そして昨日からACADEMIA第2期の募集が始まりました。気になるアスリートの皆さんは要チェックですよ。
無料なんで、はい。


番外編

・オールドルーキー

皆さん観ましたか?

僕はリアルタイムで観なかったのですが、自分が当事者ともあって色んな所で言われるので、ジワジワ気になってきて見逃し配信で観てみました。
誇張されている部分と、どこかリアルな雰囲気が重なり、気づいたら見入ってしまいましたね。笑
まずは純粋に面白かったです!

でも正直、新町(綾野剛)さんほど何も考えていないベテランに、僕はまずは出会ったことが無い。そしてベテランだけでなく、殆どのアスリートが、引退とのプレッシャーに向き合いながら現役を続けていると感じています。

この1時間ちょっとの中で一番刺さったのが
芳根京子さんが演じる塔子が新町さんに言い放った、
「サッカーファンにしか知られていない新町さんに商品価値はない」

、、、これは僕にもしっかり刺さりましたね。笑
そしてこれは事実だと思います。新町さんは日本代表ですが、日本代表にも入らない僕はもっとNAMEの価値がない。これをアスリートが認識するのはとても大切だと思います。
ただ、肩書なんて最初から役に立ちません。
元プロなんていっぱ居る。大事なことはその特別な経験をして何を感じて何を得たのかだと思います。シュートが上手とかパスが良いとかそんなことではなく、もっと大切な何かを得ています。それが必ず自分の武器になり、唯一無二の存在になれるのだと確信しています。

このドラマ、かなりアスリート像が誇張されていますが、それはつまり世の中からそう思われている裏返しだと思っています。
少し「イラっと」くるものもありますが、その事実を受け入れる必要があると思います。
それと同時にこれはアスリートにとってチャンスです。
「アスリートのセカンドキャリア」がドラマになるということは少なからずスポーツ界に注目が集まっている証拠だと思います。
今こそアスリートが、自分の本当の価値を表現し、世の中に示すことが大切です。
こんなチャンスなかなか無いんで活かしましょう!!

それにしても、新町果奈子(榮倉奈々)さんはいい奥さんだな。。。
モゴモゴモゴモゴ。。。
2mの元アスリート体のキャスト必要としてないかな。。。
ボソボソボソボソ。。。


告知

・HEROs AWARD 2022受賞候補者募集中

年に1度HEROs AWARDが開催され、
スポーツの力を活用し社会と繋がり社会に貢献しているアスリートや団体を表彰しています。

今その候補者を探しています。
情報がある方は教えてください。
よろしくお願いいたします。


今月はいかがだったでしょうか?
熱くなって長くなってしまいました。
また来月も楽しみにしていただけたら嬉しいです。
ではまた!!

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