🇯🇵「80歳になっても現役で教えていたい。みんなのワーッて温かい雰囲気の中に私がいる。そんな確固たるビジョンがあるんです」
ちぴさん
ダンス講師、美ボディメイクパートナー。
昨年、“なりたい私“になるためのオンライン講座「美ボディメイクプログラム」をスタート。
健康で美しい体づくり、意識の整え方の両面から、人生に革命を起こすサポートを実践中。
夫、子ども3人の5人家族。
Q、どんなとき、今の仕事を思いついた？
A、5年前まで専業主婦でした。家庭を大切にしたくて、25歳で前職の銀行員を辞めたんです。でも、子どもが2歳と0歳の時だったかな。「私の人生、このままリビングの中で終わっていくの！？」みたいな恐怖心が出てきたんですよ。子どもや夫を介してしか社会と繋がっていない感覚。怖くて、そんなのイヤだーー！！って思いました
キャリアなんてない。でも、抜け出したい。悩んで苦しくて、もう限界…ってなったとき、出てきた感情は「あーー！！踊りたい！！」。ダンスあってこそ私なんだって気付かされた瞬間でした。
ただ、趣味として習うくらいじゃ、私は子育てを優先して時間を作らない。だから「仕事にしてしまえ」と思って急にダンス講師を始めました（笑）。私が29歳、子どもたちが1歳3歳の頃でした。
Q、仕事で最高に嬉しかった体験は？
A、「自分のナンバーを出す」って夢を叶えたこと。ダンス界では、自分の作品を舞台で発表することを「自分のナンバーを出す」って言うんですけどね。
大好きな椎名林檎さんの曲で、私が振り付け、構成した舞台作品を、生徒さんと一緒に発表。納得いく作品で大きな拍手をいただいた体験は、「描いたビジョンは叶えられる！」って確信するステップになりました。
Q、どんな子ども時代だった？
A、「いい子」でした。実は、3、4歳くらいから母の再婚相手の実家で暮らしていて。新しいお父さん、新しい家族の中で「気に入られる自分」「迷惑をかけない自分」でいるよう、幼いながら頑張っていた気がします。唯一心を解放できたのが習い事のジャズダンスでした。5歳から続けたダンスは、自信の土台になっていたのかもしれません。
Q、自分を好きになったのはいつ？
A、ダンス講師になって少し経ったころ。私の両親は60代の今も現役でバリバリ働いていて。専業主婦も大事な仕事だと分かってるのに「私、主婦しかできないし」「お金稼いでないし」「銀行辞めちゃったし」とか、自分を低く見てしまってたんです。
でも、仕事を始めて変わりました。好きなことで人のお役に立てる。本当に心地いいです。あと、ダンスを教えてるときの自分が純粋に好き（笑）。明るくて、生徒さんに寄り添えてて…。信頼してくれている生徒さんたちに感謝しています。
Q、人生の最期、どう迎えたい？
A、自分が死んだとき、言われたいことが3つあるんです。「美しく生きた人だったね」「踊りに愛された人だったね」「唯一無二の人だったね」。そう言われる自分になるまでは「まだ死ねない！」って思い続けられそう（笑）。
Q、心の底から信じてることは？
A、これから先も、私は絶対成長し続けられる！人生のピークは常にもっと先にある！きっと死ぬまでそう思い続けていくだろうな。
Q、「凡人だから無理」と思ってる人に伝えたいことは？
A、ちょっと厳しく言ってもいいですか？（笑）「凡人だから無理」って言葉は「凡人でいた方が楽」という本音の裏返しじゃないかなと思うんですよ。「非凡な人」は目立つし、矢面に立つこともありますから。
ただ、もし「光る存在」への憧れを感じるなら、「楽な環境」から抜け出す覚悟がいると思う。「あの人は特別で輝いてるな」と思われる人たちも、たいていは「覚悟を持った凡人」。覚悟を持てば誰だって、何だってできると思ってます。
Q、あなたにとって「稼ぐ」とは？
A、「それができる自分だ」って自信を持つこと。私は自分から価値やサービスを生み出したいタイプなので、稼ぐことは、それができるって自信とイコールです。
Q、10年前の自分に伝えたいことは？
A、「そのとき選んだこと全てが正解だからね」って伝えたいかな。人生振り返っても、「あの時のせいで今こんなことに…」みたいに思うことってない。むしろ、どんなことでも「おかげで成長できた」って気持ちしかないですから。
Q、これからの夢は？
A、80歳になっても現役で教えていたい。45年後なんですけど（笑）。今のように体が動かなくても、「レッスンするよー」と言えば人が集まってくれて、自分から生まれる振り付けや表現で踊ってもらえて、喜んでもらえて…。
みんなのワーッて温かい雰囲気の中に私がいる。そんな確固たるビジョンがあるんです。それに向かうための「今」。日々、チャレンジしています。
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