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メンタルアカウティング

メンタルアカウティングとは、人がお金を支払う際に、無意識の中にそれをこころの中で勘定してしまう心理現象のこと。

例えば、働いて貯めた100万円は大切に使いますが、宝くじで当たった100万円は散散財してしまう可能性が高い。

■メンタルアカウティングとは?

・アメリカの経済学者が提唱。
・アカウティングとは口座のこと。
・心の中で用途別に複数の口座を用意して、用途ごとに使用するかどうかを、口座単位で判断している。
・口座単位ごとに損得を考える傾向がある。


■なぜ起こるのか?

・ハウスマネー効果
 コストをかけて得たお金を慎重に扱うという心理現象。
・サンクコスト効果
 コスト=お金・時間・労力をかけた対象の価値を高く見積もる効果。

■事例

・例えば、コンビニへ休み時間におにぎりを買う時100円と200円のおにぎりを比べると100円を選ぶ可能性が高い。旅先の定食屋で1000円のランチと1100円の上ランチを比較した場合は1100円を選ぶ可能性がある。
同じ100円でも、「食費」と「娯楽費」という使用目的によって100円の価値が異なる。

■メンタルアカウティングの活用

・財布の中身を少なくしておくと、減るときの痛みが大きくなるから無駄使いしない。
クレジットカードの痛みは現金の半分。
・臨時収入は貯蓄用口座に入れる。
・最初に見る価格に注意する。

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