見出し画像

燻香廊 の スモークポトフ

余市町の名店 燻香廊です。

余市町にある燻製屋さんの南保留太郎商店に併設されている古民家をカフェにした…所謂、古カフェです。

南保留太郎商店は1948年創業の老舗です。

現在は3代目が切り盛りしています。

初代の南保留太郎さんは樺太で先住民から燻製の方法を学んだ経験があり、冬の漁が少なくなる時期の蓄えと保存を兼ねて、燻製をやってみようと考えたのがキッカケで始まったお店です。

この樺太で学んだ燻製の方法のことを“冷燻”と呼び、時間も手間もかかるので、現在はそれほどやっているお店はありません。

15~30度の温度で1~3週間もの日数をかけてじっくりと燻煙することで、香りもしっかりと付いて見た目も黄金色に仕上がります。

その稀少な技術が余市町で3代に渡って受け継がれてきたということです。

海の街なので、ニシンやホッケ、甘海老などの魚介類はもちろんのこと、ニンジンやトウモロコシをはじめとした野菜など何でも燻製にしていしまいます。

お店の一番人気はヘラガニの燻製です。

ヘラガニは漁獲量が少ないので、なかなか一般には出回らない稀少なカニです。

その中でも特に私が好きなのは豆腐の燻製です。

燻香廊(けむかろう)は、その自社で製造した燻製商品を使った食事メニューが食べられます。

豆腐の燻製も食前のサラダで食べられます。

燻香廊は、南保留太郎商店の2代目の南保敬二さんが2011年に始めたお店です。

コーヒーも食後のデザートも燻製です。

燻製した野菜がたっぷり入った「スモークポトフ」は、特に夏から秋にかけて北海道も野菜の収穫がピークの時期に食べるのがおすすめです。

私も妻と結婚前から一緒に通っていて、前日までに予約しないと食べられない「燻製ビーフストロガノフセット」やコロナ禍に販売された「スモークバーガー」など全メニューを制覇しましたし、すべてが美味しいのですが、一番最初に食べた「鶏肉燻製ロールのトマトソース煮」と「スモークボルシチ」の衝撃が忘れられません。

スモークボルシチ


鶏肉燻製ロールのトマトソース煮

燻製は奥が深いです。

あぁ~おいしい ♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?