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i/o

本日の“こずや”のBGMは、ピーター・ガブリエルさんの2002年の『Up』以来21年ぶりの新作『i/o』(読みはアイオー)です。

“天才”というか“異才”というか“鬼才”?…そういう表現がピッタリな音楽家です。

昨年の11月頃に新作が完成したという報道が出て2023年最初のお楽しみにしていたこの『i/o』ですが、結局は2023年最後のお楽しみとなってしまいました。

とにかく最後の最後まで待たせる男、ピーター・ガブリエルさんです。

待たされたと言っても、今年1月から毎月の満月の度に収録曲をシングルとしてリリースしてきました。

そして新月の日には違うバージョンを…。

全曲が月の満ち欠けを表現したブライトサイドミックスとダークサイドミックスという2つのパターンで提供されてきました。

故に、アルバムも2枚組です。

デヴィッド・ローズさんのギター、トニー・レヴィンさんのベース、マヌ・カチェさんのドラム、ブライアン・イーノさんのシンセサイザーなど…極上です。

収録曲は…、
01.Panopticom
02.The Court
03.Playing for Time
04.i/o
05.Four Kinds of Horses
06.Road to Joy
07.So Much
08.Olive Tree
09.Love Can Heal
10.This Is Home
11.And Still
12.Live and Let Live

全てが名曲です。

今回もドラムの話はなしにします。

ピーター・ガブリエルさんの過去の経歴もここでは不要でしょう。

音楽そのものに集中します。

無心になって音楽そのものにだけ集中して聴ける、現代には少ない芸術作品です。

ヒットするしないは関係なしに純粋に音楽を楽しむ時間です。

こんなに新譜の発表をワクワクドキドキして待って…、実際に聴いたら感動、興奮、幸福といった感情を最大限に得られる体験はいつ以来だったか…。

少なくても、ここ21年は体験できなかった衝撃です。

21年前…そうか、そういう体験をさせてくれたのは、ピーター・ガブリエルさんの前作『Up』でしたか…。

これからまた20年以上待たされたとしても…ひょっとしたら今作が最後の作品かもしれませんが…、『i/o』があればやっていけます。

ピーター・ガブリエルさんの非の打ち所のない最高傑作です。

何の情報もいらない…ひれ伏すしかありません。

聴けばわかります。

人には“繋がり”が必要…そういうことです。

あぁ~ステキ♪

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