マガジンのカバー画像

☆ふくしのおべんきょう☆

92
もぐりのソーシャルワーカーですが、こそっと福祉のお勉強をしています。
運営しているクリエイター

#人間

88.対話からの幸福論

今年も世界各国の幸福度をランキングで示した国連の世界幸福度報告書の2024年版が3月20日に発表されました。 今回初めて年齢層別のデータが公表されて、30歳未満の若者の多くが、中年期に陥りやすいとされている うつ などの心理的な症状に相当する問題を抱えていることが判明したとのことです。 30歳未満の幸福度では、リトアニアが1位で、2位にイスラエル、3位にセルビアと続きます。 フィンランドは総合的には7年連続1位になりましたが、30歳未満の幸福度は7位でした。 30歳未

85.ふくしのおべんきょう

ふくしのおべんきょうの「73.多様性と包摂」でジョン・レノンさんの「イマジン」の歌詞を丸ごと載せたことがありますが、今日はその趣向で おべんきょう してみます。 サボっている訳ではなく、私の場合は高校生の時に「イマジン」とマイケル・ジャクソンさんの「ヒール・ザ・ワールド」の内容を知ったことと、映画『レナードの朝』を観たこと…、そして、2005年になってLIVE 8とU2のライヴを生で体感したことが決め手になり、25歳と遅かったわけですが福祉に興味を持ちました。 なので、初

80.AIの事

“音楽は機械ではなく、生きている人間が経験する苦しみなどの本当の感情の変化から生まれるべきだ” これはニック・ケイヴさんのお言葉です。 やはり、音楽には背景にあるその作った人の人生…体験みたいなものや感情の動きみたいなものが反映されていないと退屈なものになってしまうのかな…と思います。 そこで、今年話題になったAIによって完成したビートルズの新曲「ナウ・アンド・ゼン」の話なのですが、これを聴いて思ったのが、AIはやはり夢があるな…ということです。 使い方次第で良くもな

71.ケアマネージャー

2025年、約800万人いる団塊世代が後期高齢者(75歳以上)になります。 国民の5人に1人が後期高齢者になる2025年に向けて介護サービスや医療サービス、その他の生活に必要なサービスと利用者やその御家族の架け橋…つなぎ屋になるケアマネージャーの役割は今後ますます大きくなると考えられています。 しかし、人員はなかなか増えていないのが現状です。 2018年に受験資格が厳格化(保有資格による試験免除科目の廃止、国家資格保有者又は相談援助業務に就いている人で実務経験が5年

22.環境問題と人間社会

コロナ禍によって、格差や分断、対立が更に深まったかなと思えるこの頃ですが、やはり人と人が直に交流することが少なくなると“距離”とか“壁”ができてしまいます。 コロナウイルスの感染拡大によって“三密回避”が求められ、人と会って話すという当たり前のことが難しくなり、その期間が長くなった結果、テレワークなど働き方が変わった人も多くいてその流れが今も続いているといえます。 コミュニケーションの手段が限られて、対話での合意形成が困難な場面も見受けられ、SNSでは自分の言いたいこ