#むかいの喋り方にハマった

「#むかいの喋り方」という番組がある。

名古屋のCBCラジオでパンサーの向井さんが2018年4月から担当している番組で、当初は40分番組だったが2回の枠移動を経て去年の10月からは火曜日22時〜24時半のチュウモリという枠で放送されている。

向井さんの印象はパンサーというトリオのバランサーであり、正直言って可愛いイケメンタイプの顔ファンが多い芸人というイメージだった。
ラジオ好きなのはラジオ関連の本のインタビューで知っていたし、1人で担当していた単発のオールナイトニッポンも聴いていた。

ツイッターや向井さんと仲の良いハライチ岩井さんがラジオのトーク等で喋っていたことから番組の存在自体は1年ほど前から知ってたし気になってはいた。
そしてここ数ヶ月のコロナ禍で休みが増えた事で「思いきって聴いてみよう!」とタイムフリーで聴いてみた。

そしてめちゃくちゃハマった。

まぁむちゃくちゃハマっても急に飽きることもあるけど…今1番面白いと思ってる。
私はなるべく昔から掘り起こして全部を知っておきたいタイプなので魔法の箱(You○ubeのこと。かつてラジオで能町さんがそう呼んでたのを採用しています)過去回を2019年4月以降の分を全て聴いた。
そこで思った個人的にハマった理由を3つに分類したところこんな感じに…

①ドラマとか漫画へのハマり方が私の似てる

向井さんはハマったドラマや漫画の話をずっとしているのだ。聴いてみた過去回では「凪のお暇」「グランメゾン東京」「同期のサクラ」などのドラマの話をずっとしているのだ。このキャラクターが良い、このシーンのこういう所が熱い、といった話を延々とした後にその番組の主題歌を流す。
自分が好きなものについて喋りたい!それを伝えたい!と言う思いが迸っている。
自分が何かハマった時はその事について強烈に人に勧めたい喋りたいと思う性格なので、気持ちがものすごく分かるし、話し方も熱が乗ってて上手いので面白いのだ。
特に最近読み直しているという「SLAM DUNK」についてのトークはそこから派生したリスナーからのメールも含め、私もスラダン大好きなので本当に楽しかった。

②めちゃくちゃラジオが好き

冒頭にも書いたようにその事は「ラジオの時間」等の書籍で読んだ事があったので知っていてた。
向井さんは小学生の頃にナイナイのANNに出会い、ラジオにハマり、未だに沢山の番組を聴き続けている。その守備範囲は広く、私が知り得ているような情報はもちろんそれ以上の事を抑えているのだ。
なので、トークの端々からお笑い愛、ラジオ愛が溢れているのが感じとれる。
枠が拡大した回の最初の曲に銀杏BOYZの「夢で逢えたら」を選曲するあたりに向井さんのラジオ愛が見える。
そんな数々聴いてきた番組のパーソナリティのようになりたいという個人として、番組としての理想があり、それに聴く方も同じラジオリスナーとしてそれに共感ができるのだ。

③理想が同じ

同じと言うと少し偉そうで違う言い方になってしまうような気がする。向井さんが芸能界でなりたいと思っている立ち位置、目指して場所はオードリーの若林さんだ。
テレビではMCや裏回しで活躍をしつつ、自分の番組では自分の持つ色を濃く発揮しする。またラジオではテレビ以上に自分の色を発揮して自分が1番楽しみ、リスナーからの指示を得ていく。それが自分の目指している、1番なりたい位置だと語っていた。
若林さんは私の一番好きで一番尊敬をしている人でもある。
そこを目指して現在自分が置かれている立ち位置で全力を尽くし、もがいて、苦しんでいるのだ。
不器用ながら、苦悩しながら、理不尽と戦いながら、理想とはかけ離れた自分をとながらも、芸能界という場所で闘っているように私は感じた。

もちろん私は芸人ではないし、色々と違う部分は山のようにあるがその様子に自分と同じものを感じて私は惹かれたんだと思う。

総括

上に挙げた用意以外にも単純にトークやメール捌きが面白いし、好みの感じなのだ。
フリートークでの自分語りもコーナーでのメール捌きも面白い。
リスナーとの距離感も程よい。適度にいじられつつリスナーの上に立つようなスタンスを取ってみたりもする。
それを2時間半という長時間聴いていられるのはこの上ない幸せだと私は思う。

まだまだ面白いラジオは沢山あるなぁと改めて思った。

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