テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア(9):じこはおこるさ
テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア
〜焚き火を眺めながら語ろう〜
ようこそ。このシリーズ記事では、ペイントコンテスト「ベイルファイア」に関連したホビーアドバイスを届けている。今回は、ベイルファイアの締切に向けて、俺から君に伝えておきたいことがある。特に、製作が止まっている人や、参加しようかどうか悩んでいる人に向けてね。
昨年のテイルズ第6回「焚き火の仲間」で、「コンテストが戦いや競争でない」こと、また俺の言う「本気」がどういう意味か、また「見所を語る大切さ」についても話した。
最近カウンシル購読を始めた人は、以前のテイルズを読み落としているかもしれない。カウンシルの総合もくじを活用してくれ。
引越はうまく行った。全部が順調だったんだ。
今日はひとつ話をしよう。俺は第3回ベイルファイア開催の告知をしたあの夏の日から、時間を見つけては、ジャッジ参考出展の作品製作を続けていた。手間ひまをかけてじっくりと取り組んでいたんだ。それは俺にとってかなりの自信作となる予感がしており、一筆加えるたび、俺はウットリしながらペイントを進めていた。確実に昨年の作品を越えられる。そう確信している。
先日の引越にあたっての備えも万全だ。俺は、高校生時代から愛用しているキャリングケース(それはガンケースと呼ばれるタイプで、波型スポンジが入ったハードケースだ。ペイント済のミニチュアを安全に運搬する最高のガジェットである)に、製作済のミニチュアは無論、今回のエントリー作品もバッチリとパッキングした。
ワークスペースおよび自宅の引越もようやく落ち着き、俺はおもむろにキャリングケースからミニチュアたちを取り出し、キャビネットへと戻していく。サカイは丁寧に運んでくれており、家具や事務用品、生活雑貨から何から何までキズ一つない。荷物の紛失も当然ない。
キャリングケースも同様、大切に運んでくれた。ケースを開ければ、引越前にしまった時と全く変わらないミニチュアたちと再会できた。
問題はその後だ。
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