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ランダム生成表:冒険者の名前(人間)

注:この記事は、ファンタジー・アドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』のサプリメント記事ですが、冒険者ミニチュアに名前をつけたい時にも単体で活用できます。ゲームを楽しむには、『デス・オア・グローリー ルールブック』が必要です。


はじめに:冒険者に名前をつける

デス・オア・グローリーでは、パーティーの冒険者に固有の名前をつけるのが普通である。そうすることで、そのキャラクターはミニチュアの製品名ではなく、君の創造した物語上の固有人物として息づくことになるからだ。称号ではなく個人の名前があることで、愛着と思い入れがさらに強まり、冒険の場面に一喜一憂する楽しみがさらに増す。

君は自分でそのキャラクターにふさわしい名前を好きなように考えてよい。アイデアがなかなか思い浮かばない時は、この『名前生成テーブル』を用いてはどうだろう。ダイスを振るだけで、ハルクウーベンの世界観に沿った人名を手軽に決められる。

今回紹介するのは人間の名前だ。野人、ドワーフ、エルフ、ハーフリング、ノーム、ハーフオーク、ハーフエルフの名前については『ランダム生成表:冒険者の名前(人間以外)』を見よ。

冒険者の名前が、詩歌に謡われる英雄の名となるか。あるいは粗末な墓標に刻まれる小さな文字列となるか。それはまだわからない……!

人間の冒険者たち。
彼らに名前をつけてやろう。


冒険者の名前

冒険者の名前。それは本名かもしれないが、冒険者として便宜上名乗っている新たな名かもしれない。

自分の過去を語りたがらない冒険者は多いが、それも当然であろう。それがどんなものであれ、順風満帆であったならば、その者が冒険者になること自体なかったのだから。

数多くの冒険者が暴徒化せずに定住者と共存できる世界。
それだけで、この土地の危険さがわかろうというものだ。

冒険者という稼業において、出身国や生まれついた社会階層はさしたる意味を持たない。出自がどうあれ、今の彼らは住む家も耕す土地も持たぬ流浪の民だからだ。冒険者とは、定住者からすれば不審なよそ者であり、法治の外に暮らすやからである。

その風体、立居振る舞い、肌の色や言葉の訛りなど関係なく、冒険者というだけで、危険で信用の置けぬ連中であることに違いはない。こうした悪評をいい意味で裏切り、人々に信を置かれるかどうかは、冒険者たち次第というわけだ。


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