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新製品情報:スターターブラシXSサイズとハーミットインのホビーサプライ紹介
やあ! 以前近況でも言及した「スターターブラシ(XSサイズ)」のリリース準備が整ったので早速リリースだ。それと、ハーミットイン商店ならではの独自ホビーサプライ品の数々もあらためて紹介しよう。
筆の話
筆には、伝統的に動物の毛が用いられてきた。中でも絵筆として最高級と呼ばれるのがセーブル筆(イタチあるいはテン毛)で、赤テン(レッドセーブル)は特に珍重される。最高級の赤テン毛筆には、凍てつくロシアや中国東北部にだけ生息する「シベリア・コリンスキー」が用いられてきた。
だが近年、動物愛護意識の広がりに加え、近年ますます顕在化したカントリー・リスクにより、天然毛の調達は難しくなる一方だ。絵筆の世界では天然毛筆の品薄と素材高騰が切迫した課題となっており、代替となる人工毛開発が進んでいる。
そこでハーミットインでは、信頼のおけるドイツのブランドと手を結び、高品質ナイロン筆の輸入販売を今年1月から始めた。それがハーミットイン商店の「スターターブラシ」レンジだ。ナイロン筆にも色々あるが、使うなら、君にはいいものを使って欲しいからである。
スターターブラシの筆毛は、セーブル毛の組成を人工的に合成したナイロン繊維だ。メーカーによっては「シンセティック(合成繊維)」と呼ばれているものだね。
ナイロン筆は、天然毛に比べ安価で、筆のコシが非常に強いのが特徴だ。天然毛ほどのデリケートな扱いは要らず、手入れも楽なので、ホビーを始めたての君にオススメしやすい。「スターターブラシ」と銘打ってはいるが、初心の友限定というわけではなく、ナイロン筆ならではのコシの強さと形状保持力が好きで愛用する趣味人もいる。筆の全てがそうであるように、全ては個人の好み次第ってわけだ!
スターターブラシを筆下ろしして早速使ってみた。
— rishou (@eak_ruruie) February 9, 2023
正直かなり使いやすい。硬めのブラシは個人的にはかなり好みで、フラットペイントやシェイディングはW&N、ハイライトのような細かな塗り分けではスターターブラシが使いやすそうな印象。
太めな三角のグリップも安定感があって良い。 pic.twitter.com/tTzjhy9HYS
俺自身、普段はウィンザー&ニュートンのシリーズ7とシリーズ7:ミニチュアを愛用しているけど、スターターブラシでも充実したペイント体験ができる。自分自身で使い、納得したからこそ商店で扱うんだ。どのくらいペイントできるかは、下のツイートを見てくれ。
コートデアームズのスターターブラシでどのくらいペイントできるのかというと、このくらい。天然毛のような寿命や性能はないけれど、最初の相棒としては十二分によいものだ!カラーの含みもよく、先もよく尖り、筆洗いもしやすい。#コートデアームズ#ハーミットイン pic.twitter.com/PqkV6L5Rfo
— 籾山庸爾(ハーミットイン代表) (@Paint_Hermit) January 20, 2023
それでは、スターターブラシの新サイズを紹介しよう。
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