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ハーミット・カウンシル

「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル限定の特別記事の数々が読める定期購読ホビーマガジン。
「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル購読者限定の特別記事をお届け。同額で「メンバーシ…
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#デスオアグローリー

ハーミット・カウンシル 総合もくじ(2024年9月13日更新)

イントロダクション定期購読マガジン『ハーミット・カウンシル』(2017年4月創刊)は、オールドスクールファンタジーミニチュアの情報発信基地だ。カウンシルでは、定期購読マガジン『ミニチュアペイント大全』の全記事に加え、ミニチュアにまつわる様々な記事が、カウンシル購読者(評議会メンバー)限定記事として追加公開される。 『現在進行形のオールドスクールファンタジー・ミニチュア』を標榜し、日本における情報発信基地としてフル稼働を続けるハーミット・カウンシルが扱う話題は多岐に渡るもの

種族解説:ドゥルゴリア(邪悪なるドワーフ)

ドワーフの歴史からその存在ごと抹消された民がいる。自らをドゥルゴリア…彼らの言葉で“堅忍するもの”と称するこの民は、ドワーフの暗き側面をことごとく体現した種族と言えよう。 不浄ヶ原…彼らの名でいうところの灰土原の東側には、刺々しい漆黒の防壁がごとく連なる黒顎連山がそびえ、この穢れきった荒野とそれ以外の土地を隔てている。黒顎連山は草木一本生えぬ険しい岩山であり、麓から吹き上げる冷たい砂風を受けるたび、女の悲鳴にも似た風鳴りを起こすことで有名だ。 連山でもひときわ高く聳える山

新製品情報:デス・オア・グローリー クエスト・モジュール『邪悪の攻囲』好評発売中!

🔰デス・オア・グローリーとは?ファンタジーアドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』。これは、君自身がコレクションしたミニチュアを用いて、血湧き肉躍る冒険を楽しむ1人用のゲームだ。スマホやPC、コンソールではなく、君のミニチュアとダイス、そして、A4くらいの大きさのタイルで遊ぶ。 『デス・オア・グローリー』は、ハイスコアを競ったり、誰かと対戦するタイプのゲームではない。冒険の「アクシデント」と「ドラマ」を楽しむゲームである。 はてしのない冒険の終わりに君を待つのは栄光

デス・オア・グローリー FAQ:よくある質問と回答(24年7月26日更新)

ファンタジーアドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』。これは、君自身がコレクションしたミニチュアを用いて、血湧き肉躍るオールドスクール・ファンタジー世界での冒険を楽しめる、1人用のゲームだ。 この記事では、『デス・オア・グローリー』に関するFAQ(よくある質問と回答)を届けよう。 もしも君が、『デス・オア・グローリー』という言葉に初めて触れたなら、ぜひとも以下のスタートガイドを先に読んでくれ! FAQとは?FAQ(frequently Asked Question

種族解説:ハーフリング

ハーフリングとは、その名のとおり背丈が人間の半分ほどの種族だ。甲も裏もびっしりと毛の生えた不釣り合いに大きい足を除けば、成人したハーフリングでも、まるで人間の子供のように見える。小柄な体に人懐っこい態度、温厚にして気弱な性格から臆病者と誤解されるが、そうではない。ハーフリングは勇猛果敢であり、危機に動じない強さを持つ種族だ。 ハーフリングは人間と比べて倍の時間をかけて成長し、また老いるゆえ、結果的に人間の倍長く生きる。20才のハーフリングは人間で言うところの10才であり、1

短編読物:野伏マルドゥクの憂鬱

北方の流れ者ガルス、遍歴の行にある聖職者アレクセイ、青年魔術師アルドレドの三人は、放浪の野伏マルドゥクに従い、冒険者として各地を渡り歩いている。すでに何度か仕事をこなしているが、まだ一行の結束は固くはない。いや……より正確に言えば、そりの合わない者が二人いた。ガルスとアルドレドだ。 それぞれに有能で、どちらもマルドゥクとアレクセイには信を置いている。だが、当人同士がどうにも合わない。白ケ原に生まれ、傭兵として各地を渡り歩いてきた戦士ガルスは、マルドゥクが組んで久しい無二の相

種族解説:オーク

オークは人間にとって不倶戴天の敵であり、両者は現在もなお続く永年の闘争のただ中にある。オークの起源を知る者はいない。この世界に人間が現れ、火と石を使い始めた太古の昔にはすでにオークたちが大陸の至る所にはびこっていたと、エルフたちは伝えている。 太古より綴られてきたドワーフの年代記には、幾星霜におよぶゴブリンとの戦いが記録されているが、オークについていえば、エルフの史書でしばしば言及されてきた。ドワーフがゴブリンと対峙し、エルフがオークとの対決を強いられていたのは、彼らの生活

種族解説:オウルベア

オウルベア。その名前が示す通り、フクロウと熊が合わさったような外見の猛獣で、昼なお暗き森の内奥に暮らす。この獣がいつハルクウーベンに現れたかは定かでないが、ロメノール(神聖アルフモート始祖王家に血脈を継ぐ古王国)の玉座には梟熊、すなわちオウルベアの毛皮が敷かれていたというから、上古の時代にはすでに珍しい獣として知られていたようだ。 本項の記述は、森林生物の研究者として広くその名を知られるハウプト・ホーデマークの研究によるところが大きい。ホーデマークは神聖アルフモート王国東部

ハーミットインの関連タグや二次創作、やめて欲しいことについてのガイドライン 2024

ハーミットインは、代表である俺、籾山庸爾に加えて様々なスタッフが関わる事業体だ。オールドスクールファンタジーミニチュアのセレクトショップであり、ウェブメディアでの発信やゲーム出版を行うクリエイターであり、自社ブランドでの製品展開を行うミニチュアメーカーとしての顔もある。 このたび、ハーミットインが送り出す製品や著作物を楽しむ人、また商店が届ける製品を用いてミニチュアホビーを楽しむ人たちに向けて、明確な指針を出すことにした。 これからも変わらないこと今までハーミットインは「

種族解説:ドラゴン(およびその眷属)

ドラゴンと人の関わりは、今やほとんど消失してしまった。上古よりも前の時代…太古においてドラゴンは様々な種族と関わりを持ったが、それらの記憶はあまりに遠い過去のことだ。こんにち、文明社会で暮らす人々が一生のうちで本物のドラゴンを目にすることはほとんどない…君がとてつもない不運か幸運の持ち主でない限りは。 しかし、ドラゴンとその系譜に連なる者たちの研究はかなり早くからなされてきた。その白眉といえば、ケイポンの竜学者ガイルースによって編纂された名著『竜王とその名を継承せるものたち

種族解説:トロール(およびその亜種)

トロールははるか昔から現在に至るまでハルクウーベンに棲まう怪物だ。それなりに研究も進んでいる。その生息場所によって細かく分類され、生態もかなり判明しているため、読者諸君にとってはかなり信憑性の高い資料となるだろう。 本稿に収載された情報の多くは、トロール研究の草分けである学者イブリースの編纂した『穴から伸びた影の秘聞』に依るところが大きい。なお、イブリースはサレクロフトにおける霜トロール捜索中、野人に襲われてその生涯を終えた。 *** トロールに関する記録で最古のものは

種族解説:モングレル

モングレル。より直接的な言い方をすれば“混ぜこぜ”となる。元は家畜の異種交配で生まれた雑種を指す語の一つだったが、モングレルという名が、かの呪われし変異者を指す蔑称に変じて久しい。 モングレルとは、人ならざる生物の外見的特徴を併せ持つ人間をさす。その姿はまさに奇怪そのもので、人間の両親から生まれたとはにわかに信じがたいものだ。モングレルの抱える変異相は、身体の奇形や欠損といったものではない。最も多いのは体の一部が他の生物に置き換わっているというもので、下半身が獣の後足であっ

ランダム生成表:冒険者の名前(人間以外の各種族)

はじめに:冒険者に名前をつけるデス・オア・グローリーでは、パーティーの冒険者に固有の名前をつけるのが普通である。そうすることで、そのキャラクターはミニチュアの製品名ではなく、君の創造した物語上の固有人物として息づくことになるからだ。称号ではなく個人の名前があることで、愛着と思い入れがさらに強まり、冒険の場面に一喜一憂する楽しみがさらに増す。 君は自分でそのキャラクターにふさわしい名前を好きなように考えてよい。アイデアがなかなか思い浮かばない時は、この『名前生成テーブル』を

ランダム生成表:冒険者の名前(人間)

はじめに:冒険者に名前をつけるデス・オア・グローリーでは、パーティーの冒険者に固有の名前をつけるのが普通である。そうすることで、そのキャラクターはミニチュアの製品名ではなく、君の創造した物語上の固有人物として息づくことになるからだ。称号ではなく個人の名前があることで、愛着と思い入れがさらに強まり、冒険の場面に一喜一憂する楽しみがさらに増す。 君は自分でそのキャラクターにふさわしい名前を好きなように考えてよい。アイデアがなかなか思い浮かばない時は、この『名前生成テーブル』を