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ハーミット・カウンシル

「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル限定の特別記事の数々が読める定期購読ホビーマガジン。
「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル購読者限定の特別記事をお届け。同額で「メンバーシ… もっと詳しく
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#メタルフィギュア

ハーミット・カウンシル 総合もくじ(2024年5月8日更新)

イントロダクション定期購読マガジン『ハーミット・カウンシル』(2017年4月創刊)は、オールドスクールファンタジーミニチュアの情報発信基地だ。カウンシルでは、定期購読マガジン『ミニチュアペイント大全』の全記事に加え、ミニチュアにまつわる様々な記事が、カウンシル購読者(評議会メンバー)限定記事として追加公開される。 『現在進行形のオールドスクールファンタジー・ミニチュア』を標榜し、日本における情報発信基地としてフル稼働を続けるハーミット・カウンシルが扱う話題は多岐に渡るもの

ミニチュアとコンセプトアート

よくぞ来た。以前俺は「令和版 メタルミニチュアのできるまで」で、メタルミニチュアがどのように企画制作され、原型を作り、型を取り、量産から販売に至るまでの流れを詳しく紹介した。 今回の記事では、メタルミニチュアの企画で重要なカギとなる「コンセプト」 …つまり、何をどう作るかという点にフォーカスし、俺が手がけてきたコンセプトアートとミニチュアを見比べていく。このエントリーは、俺の手がけるコンセプトデザインの変遷を時系列で紹介する側面もある。2021年から2023年という2年の間

ホビーバタフライのいいところ&気をつけておくといいところ

やあ! 評議会メンバーのみんな、元気にしてるかい? 前回の8310ラジオ放送後に寄せられたリスナーズボイスに、以下のようなものがあった。 将来のラジオで言及することも考えたけど、これはホビーの楽しみ方やホビーライフスタイルにも直結する普遍的な事柄のひとつなので、独立したホビー記事にすることにしたよ! それじゃあ早速行ってみよう! 🔰ホビーバタフライってなに?ホビーバタフライ。それは、花から花へと飛び回り、さまざまな味の蜜を楽しむチョウチョがそうであるように、複数の作品を

🔰酒場で仲間を集め、冒険に旅立て

コレクションスタイルの記事、もう読んでくれたかい? 今日は、ハーミットインで君の到来を待ちかねているミニチュア達から「冒険者」に分類される連中の軽い顔ぶれ紹介をしよう。冒険譚の主役といえばやはり冒険者たちだからね! アドベンチャラー(冒険者)を集めろまずは自分の分身であり、旅の道連れともなる冒険者一行をコレクションし、パーティーを編成しよう。冒険の内容によっては、仲間を入れ替える必要がでてくるかもしれない。また、旅が長く危険なものになりそうなら、従者や傭兵、雇い人たちも連れ

ゆきてかえりし物語:ハーミットイン創業にあたって

ようこそ。 俺は、小さなホビービジネスを日本で始めることにした。その経緯を書く。 ハーミットインを始める前の話知らない人も沢山いると思うから、ここから話そう。俺は以前、ゲームズワークショップの社員だった。考えてみれば、1997年に俺がイギリスに渡り、「ウォーハンマー入門/趣味人への道」を仕上げた時から、実に20年の歳月が流れたことになる。ガキの頃からウォーハンマーとシタデルミニチュアが大好きで、日本に紹介したいばっかりにイギリスへ移り住んだ20歳の俺は、ゲームズワークショ

🔰オールドスクールファンタジーとは? ミニチュアはどう楽しむのか?

オールドスクール・ファンタジーとは、我々一人一人の想像の中にある、血湧き肉躍る冒険世界だ。精密かつ迫力ある造形でありながら、人間サイズで3センチほどのミニチュアたちが、その冒険世界を君の手のひらに届けてくれるだろう。 ミニチュアの楽しみ方ハーミットイン商店で販売されているミニチュアは、未組立、未塗装である。その素材は、ホワイトメタル、ピューターといった金属製、あるいはレジン製で、いずれも精密を極めた傑作ミニチュアばかりだ。素材や題材に関わらず、ハーミットイン商店に、着色ずみ

新製品情報:デス・オア・グローリー 第三刷&新アドベンチャータイル登場!

やあみんな! 元気にしてる? 今日はめでたいニュースを届けよう。一人で楽しめるミニチュアゲームである『デス・オア・グローリー』が、ついに第三刷を迎えた! デス・オア・グローリーとは?ファンタジーアドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』。君がコレクションしたオールドスクール・ファンタジーミニチュアを用いて遊ぶ、一人用のゲームである。スコアを競ったり、誰かと対戦するのではなく、冒険のアクシデントとドラマを楽しむ遊びだ。 ミニチュアの冒険者一行が君になり代わり、数々の試練

新製品情報:邪悪なるドワーフ「ドゥルゴリア」襲来!

やあ! 元気にしてる? 今日俺が君に紹介するのは、ラルパーサ・ヨーロッパ(イギリス)から届けられた「反逆のドワーフ」改め、「邪悪なるドワーフ」たちの増強リリースだ。 デザイナーはマーク・エヴァンズ。ディフォルメの効いた丸みのあるドワーフたちは、80年代シタデルミニチュアでドワーフを手がけ、黄金時代を築いた伝説のデザイナー、双子のペリー直系のバランスと味わいを持っている。俺この造形ライン大好きなんだよね! マーク・エヴァンズのドワーフは、往年の80年代シタデルテイストをその

令和版 メタルミニチュアのできるまで

よくぞ来た。この記事では、ハーミットインの自社ミニチュア「ゴブリン」を例に、メタルミニチュアがどのように企画され、原型が作られ、製造ラインに乗り、生産されているかを、ハーミットインの自社ミニチュアを例に、順をおってわかりやすく解説しよう。 イントロ:人間の手だからできること工業化、自動化、高速化、大量生産技術、AI…ものづくりの技術革新はますます進んでいるけれど、俺たちは知っている。手作りの良さを。人の手でつくられたものには、技術や経験のみならず、それを手がけた人の想いも込

ハーミットインの挑戦(8310ラジオ第35回:放送は1/2午後10時から)

年が明けた。めでたい人もいれば、近親の人を昨年亡くして喪に服している人もいるだろう。昨年がどんな年であったにせよ、俺たち全員にとって、2023年が素晴らしい年になりますように。 さて新年早々だが、ハーミット・カウンシル購読者(=評議会メンバー)のみが聴ける特別なRadio...8310ラジオ第35回放送の詳細が固まった。放送内容を早速お知らせしよう!  次回放送:1/2(月)PM10:00〜PM11:008310(ハーミット)....この4桁の数字が俺たちの合言葉だ。Di

新製品情報:ハーミットインミニチュア ゴブリン 初期抜き限定版セット

イントロダクションすっかり秋めいてきたが、元気にしているかい? 俺は元気で、ものすごくコーフンしている。なぜか? 今年2月の近況記事で発表し、進捗を伝えてきたハーミットインの自社ミニチュアレンジの初弾『ゴブリン』を、ついに君の手に届けられるからだ。今までの経緯は、2月から先月までの近況記事でまとめた通り。 ハーミットインはミニチュアメーカーにもなる 俺が今回君に紹介するのは、1人用ファンタジーアドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』の背景世界例でもある『ハルクウーベ

💾ハーミットインだより 21年11月号

ハーミットインだよりは、今月を振り返って、ハーミットイン関連の様々なアレコレを紹介するニュース・レターだ。俺が書いているところもあるし、インスタがコメントを入れる部分もある。ヘッダーのアートワークと題字はインスタによるものだ。 それでは今月分行ってみよう! 今月号の扉絵

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💾ハーミットインだより 21年10月号

ハーミットインだよりは、今月を振り返って、ハーミットイン関連の様々なアレコレを紹介するニュース・レターだ。俺が書いているところもあるし、インスタがコメントを入れる部分もある。ヘッダーのアートワークと題字はインスタによるものだ。 それでは今月分行ってみよう! 今月号の扉絵

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🔰ミニチュアコレクションのスタイル

オールドスクールファンタジー世界は広大にして無辺だ。旅の途上には、数多くの危険と罠が待ち受ける。そして度重なる戦いと冒険の果てに名誉と栄光が、ないしは冷たき墓が君に用意されているのだ。 ハーミットイン商店には、すさまじい数のアイテムがカテゴリー別にズラリと並び、君に呼び寄せてもらうのを待っている。何をどれから集めようか迷うのは当たり前だし、それもまた楽しい時間になるだろう。そもそも俺は、大いに悩み自由に選ぶ楽しさからして、君に味わってもらいたいのだ。 とはいえ、何のガ