マガジンのカバー画像

ハーミット・カウンシル

「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル限定の特別記事の数々が読める定期購読ホビーマガジン。
「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル購読者限定の特別記事をお届け。同額で「メンバーシ… もっと詳しく
¥1,000 / 月
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

種族解説:コボルド

コボルドは小柄で、その背丈は人間の子供、あるいは成人したハーフリングと同じくらいだ。犬によく似た顔をしているが、小さな角が生えており、体毛は薄く、ウロコのような表皮を持つものもいる。その声は甲高く上ずっており、エルフたちはコボルドの声を大変嫌う。 性格はおしなべて意地悪くずる賢いが、それは敵対者に対してのことだ。コボルドは細工が好きで、家族の団らんや、親戚や友人を招いて食事と会話を楽しむこと、草花を育てることなどは、略奪や強盗、あるいは捕らえたハーフリングに靴を履かせていじ

このつぶやきはメンバーシップに加入すると読めます

毛皮をまとう騎士たち 1(モデリングとアンダーコート):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 今回俺が制作するのは、マーク・コ

新製品情報&アイテムレビュー(新たなる冒険者たち:トレ・メイナーの野伏、魔術師、ノームたち)

よくぞきた!今回俺が紹介するのは、久しぶりのトレ・メイナー作品たち。頭身が比較的高く、躍動感ある筋肉造形や繊細な表情づけは、トレならではの良さだ。いずれも、冒険者レンジの「スキマ」をガッチリと埋めてくれるミニチュアたちになる。 冒険者とひとくちに言っても、例えばデスグロでも種族に称号、装備の組み合わせだけで数百種類の冒険者がキャラクターメイキングできる。全く同じ種族と称号、装備でも、人物の体格や風貌、ポーズなんかも無限にある。だから、レンジのスキマは永遠になくならない。だか

💾 ハーミットイン近況(2020年10月)

評議会メンバーのみんな、元気にしてるかい? 今月読み始めてくれた君の為に説明すると、この記事は毎月1回、ハーミットインが創業した4月19日にちなんで、毎月中旬に書いている近況報告記事だ。 その時々にハーミットインで起こっていること、俺が最近考えたり、やっている事の話だったり、評議会メンバーには伝えたい深い話題とかを書いている。今までの近況は #ハーミットイン近況 のnoteハッシュタグ検索で全部見られるよ。 それじゃあ、今月の近況といこう。 寝る前に思うこと俺は夜型の極

有料
200

新製品情報&アイテムレビュー(復活の巨人)

雪のように白い船が、紫色と黄金色に輝く鏡のような波面をすべるように渡り、湾の入り口で帆をたたみました。湾の中は浅くて、大きな船は入れないのです。しばらく見ていると、止まった船体からするすると小舟が下ろされました。白いような、黒いような服を来た船頭が櫂(かい)を巧みにあやつり、小船はゆっくりと船着場へ向かってきます。 そして彼らは旅立ちの準備をはじめました。この地に別れを告げ、はるか彼方の海へと漕ぎださねばなりません。あるいは、誰かに呼び止められれば、とこしえの家をこの地で見

このつぶやきはメンバーシップに加入すると読めます

このつぶやきはメンバーシップに加入すると読めます

テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア(12):トーチガード2019からの伝言

テイルズ・アット・ザ・ベイルファイア 〜焚き火を眺めながら語ろう〜ようこそ。テイルズ・アット・ザ・ベイルファイアも4年目。このシリーズ記事では、ペイントコンテスト『ベイルファイア』に関連したホビーアドバイスを届けている。 第12回連載となる今回は、昨年のベイルファイアにおける入賞タイトル『トーチガード2019』を獲得した、上妻 俊之氏から寄せられた記事を掲載する。 それじゃあ、氏にバトンタッチだ。楽しんでくれ! *** 第4回ベイルファイアに寄せてこんばんは。ベイル

デス・オア・グローリー選択ルール:新たなる従者(魔術師の弟子)

選択ルール 新たなる従者よくぞ来た。『デス・オア・グローリー』において、君は冒険者たちのみならず、クエストごとに様々な従者を雇うことができる。今日紹介するのは、ルールブックに収録された従者に加え、君が冒険者一行に迎えられる新たな2種の従者だ。ドワーフ以外の魔術師が伴える『魔術師の弟子(人間)』と、ドワーフの魔術師だけが伴える『魔術師の弟子(ドワーフ)』である。 これは選択ルールであり、ルールブックの記述にそのまま適用できる内容になっている。君のゲームに導入するかどうかは君

新製品情報&アイテムレビュー(魔法の使い手たち)

オールドスクールファンタジー世界には『魔法』の要素が不可欠と言ってもいい。もちろん、魔力がどのように作用し、またどれだけ浸透しているかは作品次第だ。また、使い手の数や性質も様々だ。半ば伝説化しているのか、ごく一部だけが使えるのか、あるいは専門的な素養と研究が必要か、ないしは、誰でも彼でも使えるのか...魔法とひとくちに言っても、その扱いは様々で、当然ながらそれはその作品世界での文化文明(日常生活、医療、教育、職工、死生観、社会様式、倫理、道徳、宗教、戦争など...)のありよう

このつぶやきはメンバーシップに加入すると読めます

文系理系フンジャカ系

俺は、日本で言うところの“文系”で大学入試を受けた。高校の時に世界史の成績がわりと良く、数学の成績がハイパー・ウンチ君だったからだ。担任の数学教師に「神奈川県下最低最悪。空前絶後の低学力。教えるこちらが実際迷惑」と言う、ヒップホップの歌詞のごとき壮絶な評価を頂戴したぐらいに、数学が猛烈にダメだった。だから大学入試で数学のない分野....文系の試験体系を選ぶしかなかった。つまり消去法である。 大学を中退して会社に入ってわかったことは、文系も理系もクソもなく、適した知識を適した

シーナリービースト:樹木をつくろう 2(ペイントと仕上げ)

よくぞ来た。前回モデリングとベースデコレートを終えた樹木を、早速アンダーコートしていこう。それじゃあ、行ってみようぜ!