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ハーミット・カウンシル

「ミニチュアペイント大全」全内容に加え、カウンシル限定の特別記事の数々が読める定期購読ホビーマガジン。
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2018年2月の記事一覧

💾 ハーミットイン近況:二年目に向けて。デス・オア・グローリーの話。クラウドファンディングの話。ヘヴィメタルの魂と、スモールビジネスの覚悟。

やあ!評議会メンバーのみんな。夕方以降の冷え込みは相変わらずだけど、少しずつ昼間の気温が上がってきたね。ワークスペースの植物たちも新芽を出したり、蕾を膨らませたり、あるいは綺麗な花を咲かせている。 冬はもうすぐ終わる。春が近づいてきているんだ。

¥200

💾 ハルクウーべン奇譚:レンデゴイル夜話(8)再会

* 第8話 * 再会「ここからが旧市街だ。古都らしい街並になるぞ」 アーレクに言われるまでもなく、フロスガルは驚いていた。どの家の屋根からも大きな樹木が生えている。それは屋根に根を張っているのではない。屋根を突き抜けて幹と枝を伸ばしているのだ。樹の生えた家の並ぶ街路。南方慣れしているフロスガルですら、今まで見た事のない光景である。家々の煙突からは細い煙が上がっている。空を見上げれば、太陽はすでに傾きつつあるようだ。 「まったく凄いな。〈緑壁〉といい、レンデゴイルでは、生き

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暗き夢のparade

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ペイント大全ショウケース:ミミック製作伝説(後編:牙・骨・鉄枠・本体・石畳)

よくぞ来た。前回、木材、口の中(舌と金貨)を仕上げたミミックの製作を続けよう。今回は、牙と口の中のドクロ、鋼鉄製の枠、そして“本体”と石畳まで行くぜ。 つまり今回で完成ってわけさ。 それじゃあ、行ってみようか! 牙とドクロのペイントドクロのペイントは、「ペイント大全マスターズ:骨(装飾品)」と完全に同じカラーと手順で進めた。使用カラーは以下の通りだ。 牙も使うカラーや手順が似ているけれど、多少異なる。また、根元にいくほど暗く、先にいくほど白くなるように仕上げるのと、5

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時計の砂が尽きるその前に:ポーランドの冬

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💾 アザーワールド・ミニチュアに話を聞いてみた

評議会メンバーのみんな、元気にしてるかい? オールドスクール・ファンタジーミニチュアメーカーの草分け的存在、アザーワールド・ミニチュアのオーナー、リチャード・スコットに話を聞いてみたぜ。

¥250

ペイント大全ショウケース:ミミック製作伝説(前編:木材・舌と歯茎・金貨)

よくぞ来た。前回組み立てたミミックのペイントを始めよう。今回は、木材のペイントを見つつ、生物感ある歯茎と舌のペイント、そして金貨のペイント過程も集中的に紹介するぜ。 ミニチュアのペイント手順アンダーコートのすんだミニチュアをよく眺め、その造形に見ほれつつもイメージを膨らませよう。ペイントの手順をどうするか最終決定するのも今だ。「ペイントの手順伝説」でも語った通り、この手順決めはカンジンだ。「奥まった部分」と「面積が広い部分」との兼ね合いで決める。 とはいえ、ビビる必要は全

ペイント大全ショウケース:ミミックの組み立て

よくぞ来た。今回は、ペイント大全の作例記事第一弾だ。つい今日ハーミット・カウンシルで発表した「メタルストーリー:人喰い箱と盗賊」でフィーチャーされた「ミミック」が題材だぜ。語りたいことが多いので、何回かに分けて発表するけど、もったいつけず、書き上がり次第ガンガンと、全部を今月出すつもりさ。ジョーイ・ディマイオは言った。「鋼鉄は熱いうちに打て」と。俺も同感だ。 今回の記事は、「ミニチュア組み立て伝説」の実践&補完にもなっている。軸うちのコツ、クリーニング時間を愉しむ方法、アッ

メタルストーリー:人喰い箱と盗賊

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ペイント大全マスターズ:ベーシスト列伝〜ボール紙→石畳奏法〜

よくぞ来た。「テクスチャーサンド伝説」では、岩の転がる野外のベースデコレートを紹介したけど、ミニチュアのいる場所には、当然色々な情景がありうる。今日は、野外と並んでオールドスクール・ファンタジーによく合うベースデコレートの一つ「石畳」の手軽な製作法を紹介しよう。手軽だからと言って、出来がお粗末な物にはならないぜ。身近な物を材料にスゲエ物を作る。それが「情景野獣〜シーナリービースト〜」の本領だからだ。 今回紹介する「石畳」は、ショウケースでミミックのベースとなる(石畳のペイン