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ミニチュアペイント大全

ミニチュアの製作とペイント(塗装)に関するあらゆるノウハウを詰め込んだ定期購読マガジン。オールドスクール・ファンタジーミニチュアを楽しむ貴兄には無論、あらゆるジャンルのミニチュア…
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#ペイント大全ショウケース

ミニチュアペイント大全 総合もくじ(2024年8月20日更新)

イントロダクションここは定期購読マガジン「ミニチュアペイント大全」の目次だ。ここに来れば、君はペイント大全の何がどこにあるかをたちどころに把握できる。下の「目次」を使えば、それぞれのエントリーに飛べる。 エントリーの最初に🔰がついているものは、ペイントを始めたばかりの初心の友にまず読んで欲しい、いわば基本中の基本を扱うエントリーだ。 それじゃあ、楽しんでくれ! 執筆:籾山 庸爾 🔰ペイント大全の読み方・進め方ペイント大全は、初心の友からハードコアなベテラン趣味人まで

ペイント大全ショウケース:ログテ・オーク パート4(完結編:爪、銅の防具、斧、鞘の帯、目、草、トップコートと仕上げ)

イントロダクションよくぞ来た。『ペイント大全ショウケース』は俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを余すところなく解説するシリーズだ。組み立てやベースデコレート、そしてペイントを進め完成させるまでの全ステージをじっくりと解説していく。 今回俺が選んだ題材は、デイヴィッド・ソダキストの手がけた「ログテ・オーク」のレンジから、「ログテ・オーク/斧と盾」。 組み立てからアンダーコート、そして実際のペイントと3回に渡って進めてきたけど、今回でいよいよ完成だ。今までのエントリ

ペイント大全ショウケース:ログテ・オーク パート3(地面、緑の布、ゲートル、革)

イントロダクションよくぞ来た。『ペイント大全ショウケース』は俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを余すところなく解説するシリーズだ。組み立てやベースデコレート、そしてペイントを進め完成させるまでの全ステージをじっくりと解説していく。 今回俺が選んだ題材は、デイヴィッド・ソダキストの手がけた「ログテ・オーク」のレンジから、「ログテ・オーク/斧と盾」。 今回は、地面を進め、緑色の布と革部分、手足の爪を仕上げるぜ。さっそく行ってみよう! 地面のペイント俺は今回、ベー

ペイント大全ショウケース:ログテ・オーク パート2(ベースコート、生命感のある肌、歯と口)

イントロダクションよくぞ来た。『ペイント大全ショウケース』は俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを余すところなく解説するシリーズだ。組み立てやベースデコレート、そしてペイントを進め完成させるまでの全ステージをじっくりと解説していく。 今回俺が選んだ題材は、デイヴィッド・ソダキストの手がけた「ログテ・オーク」のレンジから、「ログテ・オーク/斧と盾」。 今回は、各部をベースコートし、肌や口をじっくり塗り進めていこう。それじゃあ、行ってみようか! ペイント手順を考え

ペイント大全ショウケース:ログテ・オーク パート1(組み立て、ベースデコレート、アンダーコート)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全からは『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを余すところなく解説するシリーズだ。組み立てやベースデコレート、そしてペイントを進め完成させるまでの全ステージをじっくりと解説していく。 ミニチュアペイント大全ベーシックやマスターズでは、それぞれのテクニックや工程、特定題材について紹介しているが、ショウケースを読めば、これらを俺自身がどう組み合わせ、どうやってミニチュアを製作しているかがわかるはずだ。

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート9(完結編:銅と真鍮の仕上げ、草の表現、ハカマ仕上げ、トップコート、ツヤ調整)

よくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進め、今回で完成させよう! ショウケースで毎度言う『キッチンタオルに余分を吸わせて筆先を尖らせたら…』のくだりについて。言及がない限り、俺はカラーを筆に吸わせた後、必ずキッチンタオルに余分を吸わせて筆先を尖らせてからペイントしているからね! それじゃあ早速行ってみよう! 銅部分のペイントさて、少しムラを

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート8(鞘、革、銅のペイント)

よくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 ショウケースで毎度言う『キッチンタオルに余分を吸わせて筆先を尖らせたら…』のくだりについて。言及がない限り、俺はカラーを筆に吸わせた後、必ずキッチンタオルに余分を吸わせて筆先を尖らせてからペイントしているからね! それじゃあ早速行ってみよう! 短剣の鞘のペイントまじない師が腰に下げている

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート7(緑色の瓶、茶色の瓶、書物、靴のペイント)

よくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 ショウケースで毎度言う『キッチンタオルに余分を吸わせて筆先を尖らせたら…』のくだりについて。言及がない限り、俺はカラーを筆に吸わせた後、必ずキッチンタオルに余分を吸わせて筆先を尖らせてからペイントしているからね! それじゃあ早速行ってみよう! 緑色のポーションボトル(ガラス瓶)のペイント

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート6(小袋とハーブ、草カゴ、干しキノコ、腰紐のペイント)

よくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 このまじない師はたくさんの手周り品や小物を携えているから、何をどの順番で塗るかで、ペイントのしやすさ(筆の入り込みやすさは、ペイントの難易度に直結し、はみ出しの修正頻度にかかわる)がものすごく変わる。今回は普段よりもさらにペイントの手順に気をつけながら進めていこう。 それと、ショウケースで

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート5(木の杖、羊皮紙、縄、ドクロ(おしゃれこうべ)のペイント)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 今回からは、手周り品や小物の数々を塗り進めていく。早速始めようぜ! 杖と手周り品の再アンダーコート手に持つ杖や、腰回りに身につけている手周り品をあらためてアンダーコートする。「フェッ? パート1でウェットブラシ・アンダーコートをしているのにお前はおばかですか?」と君は思う

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート4(赤紫の頭巾、目、口、顔の仕上げ、生命感と加齢の表現)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 今回は、まじない師の被る頭巾、続いて顔をじっくり塗り込んでいく。それじゃあ、始めようか! 頭巾のペイントこのまじない師が被っている頭巾は、赤紫に仕上げる。現実世界においては、化学的な染色が広まるまで、洋の東西を問わず紫は染料が貴重だった。それゆえに、多くの地域や文化圏で高

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート3(茶色のローブと灰色のローブコート)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 今回は、まじない師の着込んだローブをじっくり進める。それじゃあ、始めようか! 長衣も重ね着このまじない師は、かなり厚手のローブを着込んでいて、シワの入り方も、薄い布ではなく、分厚い布、あるいは革のように見えるね。正面に注目してくれ。ゴワついた感じのシワを持つローブの下に、

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート2(緑の肌と顔、地面)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 まじない師をはじめとするゴブリンたちの一般販売はまだちょっと先になるけど、今回も様々なミニチュアに応用できる内容だ。商店には色々なゴブリンや緑肌のモンスターがいるし、ローブを着ているミニチュアもたくさんいるからね。 それじゃあ、続きいってみよう! 肌のハイライト(レイヤ

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート1(組み立て、ベースデコレート、アンダーコート、配色決め、フードとローブ&肌のベースコート)

よくぞ来た。今回のペイント大全からは新たな『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。今回は、現在イギリスで初回生産真っ最中の自社ミニチュアレンジから、「ゴブリンのまじない師」をプレビューをかねて製作していこう。 原型を作ったミニチュアデザイナーはケビン・アダムズ。ご存じゴブリンマスターその人だ。ゴム型を作成し、量産を行うモールドメイカーにしてキャスターはザ・スミス。80年代シタデルミニチュアを支え、現在後進育成をしつつ自