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ミニチュアペイント大全

ミニチュアの製作とペイント(塗装)に関するあらゆるノウハウを詰め込んだ定期購読マガジン。オールドスクール・ファンタジーミニチュアを楽しむ貴兄には無論、あらゆるジャンルのミニチュア…
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#ウェットブラシ

ミニチュアペイント大全 総合もくじ(2024年7月24日更新)

イントロダクションここは定期購読マガジン「ミニチュアペイント大全」の目次だ。ここに来れば、君はペイント大全の何がどこにあるかをたちどころに把握できる。下の「目次」を使えば、それぞれのエントリーに飛べる。 エントリーの最初に🔰がついているものは、ペイントを始めたばかりの初心の友にまず読んで欲しい、いわば基本中の基本を扱うエントリーだ。 それじゃあ、楽しんでくれ! 執筆:籾山 庸爾 🔰ペイント大全の読み方・進め方ペイント大全は、初心の友からハードコアなベテラン趣味人まで

シーナリービースト:崖のある森の情景をつくろう 4(樹木のペイント、地面の手直し)

よくぞ来た。先月から引き続き、「崖のある森の情景」を進めていく。この記事から購読を始めた人は以下から読んでみてね。 それじゃあ、早速始めよう! 樹木のペイント樹木の幹って、何色だと思う? まず思い浮かぶのが「茶色」だ。確かにある程度の距離で見ると、樹木の幹は茶色系に見える。 光の加減にもよるけど、確かに茶色は記号としての樹木の幹の色。わかりやすい。でも…近づいてみるとどうだ? 近づいてみると、樹木の幹が、実は灰色の濃淡に赤み、緑みなどが合わさって、茶色に見えていたこと

シーナリービースト:崖のある森の情景をつくろう 3(紙粘土の補修・幹の追加工作・地面表現・アンダーコート・地面のペイント前半)

よくぞ来た。「崖のある森の情景」パート3を進めていこう。この記事から購読を始めた人は以下から読んでみてね。 それじゃあ、早速始めよう!

なかよしキノコ 前編(ペイント大全ステップアップガイド)

ステップアップガイドこのシリーズは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクや手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 今回取り上げるのは、ハーミットイ

バグベア 完結編(ペイント大全ステップアップガイド)

よくぞ来た。前編、中編ときて、後編の今回はいよいよ完結編。バグベアたちが堂々完成だ。今までのエントリーは下から。未読の人は、前編と中編を読んでからこのエントリーを読んでくれ! それじゃあ、始めようか!

ペイント大全ショウケース:ログテ・オーク パート3(地面、緑の布、ゲートル、革)

イントロダクションよくぞ来た。『ペイント大全ショウケース』は俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを余すところなく解説するシリーズだ。組み立てやベースデコレート、そしてペイントを進め完成させるまでの全ステージをじっくりと解説していく。 今回俺が選んだ題材は、デイヴィッド・ソダキストの手がけた「ログテ・オーク」のレンジから、「ログテ・オーク/斧と盾」。 今回は、地面を進め、緑色の布と革部分、手足の爪を仕上げるぜ。さっそく行ってみよう! 地面のペイント俺は今回、ベー

🔰ペイント大全ベーシック:応用編アンダーコート伝説

よくぞ来た。このエントリーで君は『アンダーコート(下地塗り)』が持つさらなるバリエーションを知ることができる。 アンダーコートの目的は、カラーが塗りやすく、かつ剥がれにくい下地を作ることなので、スプレーによるアンダーコートが最適だ。スプレーが使えない環境なのであれば、筆塗りでアンダーコートすることもできる。 アンダーコートする必要性と理由、スプレーによるアンダーコートの方法、俺のおすすめであるダブルアンダーコートのやり方、および筆塗りアンダーコートの方法などは『アンダーコ

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート2(緑の肌と顔、地面)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 まじない師をはじめとするゴブリンたちの一般販売はまだちょっと先になるけど、今回も様々なミニチュアに応用できる内容だ。商店には色々なゴブリンや緑肌のモンスターがいるし、ローブを着ているミニチュアもたくさんいるからね。 それじゃあ、続きいってみよう! 肌のハイライト(レイヤ

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート1(組み立て、ベースデコレート、アンダーコート、配色決め、フードとローブ&肌のベースコート)

よくぞ来た。今回のペイント大全からは新たな『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。今回は、現在イギリスで初回生産真っ最中の自社ミニチュアレンジから、「ゴブリンのまじない師」をプレビューをかねて製作していこう。 原型を作ったミニチュアデザイナーはケビン・アダムズ。ご存じゴブリンマスターその人だ。ゴム型を作成し、量産を行うモールドメイカーにしてキャスターはザ・スミス。80年代シタデルミニチュアを支え、現在後進育成をしつつ自

ペイント大全ショウケース:ジャイアント・ミイラ パート2(配色決め、ウェットブラシ・アンダーコート、ペイント手順決め、古びた包帯のペイント)

よくぞ来た。前回モデリングし、アンダーコートからフィルアップまでを済ませた「ジャイアント・ミイラ」を、今回はどんどん塗り進めていく。 今回取り上げるトピックは以下の通り。 1.背景に想いをはせ、配色アイデアを練る 2.ウェットブラシ・アンダーコート 3,ペイント手順 3.年経て古びた包帯のペイント それじゃあ、行ってみよう! 今回想像するドラマと背景、そして配色のアイデアハルクウーべン世界で、このジャイアント・ミイラには特別な背景が用意されている。カウンシル記事『モン

ペイント大全ショウケース:人間の戦士 パート4(装備品の塗り込み:さまざまな革、毛布と小袋、松明、斧の柄)

よくぞ来た。今回はショウケースのパート4。『マスターズ:上級モデリング伝説』で改造を加え、『ショウケース』パート1〜3でペイントしている人間の戦士…名付けてマーチン・ハウアーの続きを進めていこう。 今回取り上げるトピックは以下の通り。まさに革のオンパレードだね!: 背負鞄と各部ベルト(茶色の革) 毛布と小袋、松明の巻き布(木綿と麻) 松明と斧の柄(木材) 手袋と鞘(暗い赤茶色の革) 松明と毛布の固定ベルト、小袋の紐(焦茶色の革) それじゃあ行ってみよう! 革の

ペイント大全ショウケース:人間の戦士 パート2(衣服のベースコート、チェインメイルと鎧兜のペイント)

よくぞ来た。今回はショウケースのパート2。『マスターズ:上級モデリング伝説』で改造を加え、『ショウケース:パート1』でペイントを始めた人間の戦士…名付けてマーチン・ハウアーの続きを進めていこう。 今回取り上げるトピックは以下の通り: ミニチュアとの“対話” 衣服のベースコート ホコリの巻き込み対処法 チェインメイルのペイント 板金鎧のペイント 真鍮飾りのペイント それじゃ、始めようか!

ゴブリンの族長 後編(ペイント大全:ステップアップガイド)

よくぞ来た。このシリーズは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクや手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 前編で塗り進めたゴブリンの族長へさらに手

ゴブリンの族長 前編(ペイント大全:ステップアップガイド)

ミニチュアペイント大全には、初心の友向けの基礎テクをまとめた『ベーシック』、発展的なテクや単一題材のペイント法を紹介する『マスターズ』、さまざまなミニチュアを塗り込み、制作開始から完成までを徹底解説する『ショウケース』があるけど、今回は新たな試みとして『ステップアップガイド』を届けよう。 ステップアップガイドこのシリーズは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクや手順を紹介するものとは違