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ミニチュアペイント大全

ミニチュアの製作とペイント(塗装)に関するあらゆるノウハウを詰め込んだ定期購読マガジン。オールドスクール・ファンタジーミニチュアを楽しむ貴兄には無論、あらゆるジャンルのミニチュア…
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ミニチュアペイント大全 総合もくじ(2024年8月20日更新)

イントロダクションここは定期購読マガジン「ミニチュアペイント大全」の目次だ。ここに来れば、君はペイント大全の何がどこにあるかをたちどころに把握できる。下の「目次」を使えば、それぞれのエントリーに飛べる。 エントリーの最初に🔰がついているものは、ペイントを始めたばかりの初心の友にまず読んで欲しい、いわば基本中の基本を扱うエントリーだ。 それじゃあ、楽しんでくれ! 執筆:籾山 庸爾 🔰ペイント大全の読み方・進め方ペイント大全は、初心の友からハードコアなベテラン趣味人まで

ズノートの兵たち 7(完結編 ガラス瓶・鞄・武器と肩当て・地面・トップコート):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 前回俺は、ズノート兵が履いている

ズノートの兵たち 5(革上着・新品の盾と使い込まれた盾・黒革のペイント):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 前回俺は、メイス持ちの盾、皮上着

ズノートの兵たち 2(肌と顔のペイント):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 前回俺は、3体のズノート兵を組み

バグベア 完結編(ペイント大全ステップアップガイド)

よくぞ来た。前編、中編ときて、後編の今回はいよいよ完結編。バグベアたちが堂々完成だ。今までのエントリーは下から。未読の人は、前編と中編を読んでからこのエントリーを読んでくれ! それじゃあ、始めようか!

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート6(小袋とハーブ、草カゴ、干しキノコ、腰紐のペイント)

よくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 このまじない師はたくさんの手周り品や小物を携えているから、何をどの順番で塗るかで、ペイントのしやすさ(筆の入り込みやすさは、ペイントの難易度に直結し、はみ出しの修正頻度にかかわる)がものすごく変わる。今回は普段よりもさらにペイントの手順に気をつけながら進めていこう。 それと、ショウケースで

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート5(木の杖、羊皮紙、縄、ドクロ(おしゃれこうべ)のペイント)

イントロダクションよくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。 今回からは、手周り品や小物の数々を塗り進めていく。早速始めようぜ! 杖と手周り品の再アンダーコート手に持つ杖や、腰回りに身につけている手周り品をあらためてアンダーコートする。「フェッ? パート1でウェットブラシ・アンダーコートをしているのにお前はおばかですか?」と君は思う

ペイント大全ショウケース:人間の戦士 パート1(表面処理&グリーンスタッフでの改造、アンダーコート、盾の木材部)

よくぞ来た。今回のペイント大全からは『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。今回俺がチャレンジするのは、『マスターズ:上級モデリング伝説』で改造を加えた人間の戦士…名付けてマーチン・ハウアーだ。 今回取り上げるトピックは以下の通り: リキッドグリーンスタッフ&真鍮ブラシによる細かな表面処理 ベースデコレート アンダーコート 盾表面の埋め立て改造 ガンメタル・ブラシ 木材部分ベースコート、ブーツとゲートル塗り

ペイント大全ショウケース:怒れるドラゴン パート8(完結編▶︎ウロコとベースの総仕上げ、植物表現、トップコートとツヤの調整)

よくぞ来た。怒れるドラゴン(商店のアイテムリンクはここ)をじっくり塗り進めるショウケースも8回目だ。今回でいよいよ完成を見る。 思えば足掛け5ヶ月に渡って連載を続けてきた『怒れるドラゴン』の製作。時間はかかったけど、それだけの価値ある作品が作れたと思う。このミニチュアを作る時は無論、ドラゴンやワイヴァーンといった竜系のミニチュア、遺跡のベースを作りたい時、あるいは平滑な面への多色光彩や描き込みでの表現を狙う時など、さまざまな題材で応用のきくテクニックをまとめ上げた大型連載と

ペイント大全ショウケース:怒れるドラゴン パート3(ウロコの陰影づけと色味調整、腹板の仕上げ)

「マスターズ:大型ミニチュア組み立て伝説」で組み立て、前々回の「マスターズ:ベーシスト列伝 遺跡建造奏法」で崩壊した遺跡のベースデコレートをし、前回の「ショウケース:怒れるドラゴン パート1」「ショウケース:怒れるドラゴン パート2」でペイントを進めたドラゴンを、引き続きじっくりと塗り上げていこう。 『怒れるドラゴン(商店のアイテムページはここ)』の、前回時点における状態を改めて載せておこう。今回は、赤いウロコにさらに陰影をつけ、深みを加えつつ、腹板をじっくりと塗り上げてい

伊達者の戦士 完結編(ペイント大全:ステップアップガイド)

ミニチュアペイント大全には、4つのカテゴリー分けが存在する。初心の友向けの基礎テクをまとめた『ベーシック』、発展的なテクや単一題材のペイント法を紹介する『マスターズ』、さまざまなミニチュアを塗り込み、制作開始から完成までを徹底解説する『ショウケース』、そして今君が読んでいる『ステップアップガイド』だ。中編に続き、『ステップアップガイド:伊達者の戦士 完結編』を届けよう。 かなりボリュームのあるエントリーだけど、それは、ペイントする題材が思いのほか多く、それぞれを丁寧に解説し

ゴブリンの族長 後編(ペイント大全:ステップアップガイド)

よくぞ来た。このシリーズは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクや手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 前編で塗り進めたゴブリンの族長へさらに手

毛皮をまとう騎士たち 2(チェインメイル、赤染めの毛皮、肌、甲冑の黒戻し):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。前回でモデリング、ベースデコレート、アンダーコート、持ち手づけまで済ませた「毛皮をまとう騎士たち」を進めていこう。それじゃあ、早速行ってみようか! テーマカラーを決める前回ペイント準備を整えた5体のミニチュア。左から「心臓突きのマルネウス」「魂啜りのガルネリウス」「頭蓋砕きのヴァンダス」「肉を切り裂く者ホルト」「寡婦作りのアルドレッド」と前回名付けた。 今回俺は、普段のショウケースでやる「単体塗り」と、先日マスターズで紹介した「まとめ塗り」アプローチの中間で攻

ペイント大全ショウケース:広場の大きな布告板 パート1(釘と留め金のパテ造形&野ざらしの木材)

よくぞ来た。ここからはショウケースとして、俺がこの『広場の大きな布告板』をどう仕上げていくかを、2回に分けて紹介していこう。毎度のことながら、同一ミニチュアを製作する時はむろん、汎用性のある様々なペイントアプローチを紹介するぜ! ショウケース1回目は「グリーンスタッフによる釘と留め金の造形」をまとめ、「風雨にさらされた木材のペイント」を扱う。2回目は「羊皮紙のペイント&文字や図案の描きこみ」「金属細工とサビの表現」「地面のペイントと苔の表現」そして完成への流れだ。 それじ