マガジンのカバー画像

ミニチュアペイント大全

ミニチュアの製作とペイント(塗装)に関するあらゆるノウハウを詰め込んだ定期購読マガジン。オールドスクール・ファンタジーミニチュアを楽しむ貴兄には無論、あらゆるジャンルのミニチュア…
月2回新規エントリーが追加されます。上位互換の「メンバーシップ」では「ハーミット・カウンシル」+「…
¥600 / 月
運営しているクリエイター

#アンダーコート

ミニチュアペイント大全 総合もくじ(2024年8月20日更新)

イントロダクションここは定期購読マガジン「ミニチュアペイント大全」の目次だ。ここに来れば、君はペイント大全の何がどこにあるかをたちどころに把握できる。下の「目次」を使えば、それぞれのエントリーに飛べる。 エントリーの最初に🔰がついているものは、ペイントを始めたばかりの初心の友にまず読んで欲しい、いわば基本中の基本を扱うエントリーだ。 それじゃあ、楽しんでくれ! 執筆:籾山 庸爾 🔰ペイント大全の読み方・進め方ペイント大全は、初心の友からハードコアなベテラン趣味人まで

ズノートの兵たち パート1(モデリングとアンダーコート):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 今回俺がチャレンジするのはポール

シーナリービースト:崖のある森の情景をつくろう 3(紙粘土の補修・幹の追加工作・地面表現・アンダーコート・地面のペイント前半)

よくぞ来た。「崖のある森の情景」パート3を進めていこう。この記事から購読を始めた人は以下から読んでみてね。 それじゃあ、早速始めよう!

なかよしキノコ 前編(ペイント大全ステップアップガイド)

ステップアップガイドこのシリーズは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクや手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 今回取り上げるのは、ハーミットイ

🔰ペイント大全ベーシック:応用編アンダーコート伝説

よくぞ来た。このエントリーで君は『アンダーコート(下地塗り)』が持つさらなるバリエーションを知ることができる。 アンダーコートの目的は、カラーが塗りやすく、かつ剥がれにくい下地を作ることなので、スプレーによるアンダーコートが最適だ。スプレーが使えない環境なのであれば、筆塗りでアンダーコートすることもできる。 アンダーコートする必要性と理由、スプレーによるアンダーコートの方法、俺のおすすめであるダブルアンダーコートのやり方、および筆塗りアンダーコートの方法などは『アンダーコ

🔰ペイント大全ベーシック:アンダーコート伝説

よくぞ来た。このエントリーで君は、ミニチュアペイントの第一歩にあたる『アンダーコート(下地塗り)』のすべてを知ることができる。 なぜアンダーコートが必要なのか?ミニチュアの素材はプラ、レジン、メタルなど様々だが、ペイント前の必須ステップがアンダーコートだ。ミニチュアの素材が何であれ、アンダーコートをちゃんとすれば、カラーの定着力が高まり、発色も良くなる。せっかくペイントするんだから、塗りやすくて、色ハガレしにくい方がいいよね。 🎨アンダーコートに適した色は? 渋い色合い

ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート1(組み立て、ベースデコレート、アンダーコート、配色決め、フードとローブ&肌のベースコート)

よくぞ来た。今回のペイント大全からは新たな『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。今回は、現在イギリスで初回生産真っ最中の自社ミニチュアレンジから、「ゴブリンのまじない師」をプレビューをかねて製作していこう。 原型を作ったミニチュアデザイナーはケビン・アダムズ。ご存じゴブリンマスターその人だ。ゴム型を作成し、量産を行うモールドメイカーにしてキャスターはザ・スミス。80年代シタデルミニチュアを支え、現在後進育成をしつつ自

ペイント大全ショウケース:ジャイアント・ミイラ パート1(組み立て、グリーンスタッフでの毛髪造形法、岩場のベースデコレート、アンダーコート)

よくぞ来た。今回のペイント大全からは新たな『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。今回俺がペイントするのは、ジョン・デネットの手がけた「ジャイアント・ミイラ」だ。ホットラインに寄せられたリクエストに応える題材となる。 ジャイアント・ミイラについて『ジャイアント・ミイラ』(購入はここから)は、グレナディアの看板レンジ「Fantasy Lords」の一角を担った大型モデルの復刻版だ。写真ではわかりにくいけど、足元に転がる無

ペイント大全ショウケース:人間の戦士 パート1(表面処理&グリーンスタッフでの改造、アンダーコート、盾の木材部)

よくぞ来た。今回のペイント大全からは『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。今回俺がチャレンジするのは、『マスターズ:上級モデリング伝説』で改造を加えた人間の戦士…名付けてマーチン・ハウアーだ。 今回取り上げるトピックは以下の通り: リキッドグリーンスタッフ&真鍮ブラシによる細かな表面処理 ベースデコレート アンダーコート 盾表面の埋め立て改造 ガンメタル・ブラシ 木材部分ベースコート、ブーツとゲートル塗り

はじめてのキッチンテーブル 前編(ペイント大全:ステップアップガイド)

イントロダクションよくぞ来た。今回から俺が取り上げるのは、『漢たちのシルバニア』レンジにおけるエントリーモデル「はじめてのキッチンテーブル」だ。調理台。野菜に果物、調味料、具材、料理、皿や調理器具と、様々な要素が詰まったレジンミニチュア。そして組み立ていらずの一発抜きということで、『漢たちのシルバニア』入門用に最適の小道具ミニチュアだ。 2017年以来、順調にアイテム数を増やす『漢たちのシルバニア』レンジ。100点を超える数の家具調度品や小道具ミニチュアの数々が、ファンタジ

毛皮をまとう騎士たち 1(モデリングとアンダーコート):ペイント大全ステップアップガイド

よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。 このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。 今回俺が制作するのは、マーク・コ

ペイント大全ショウケース:トロール パート1(組み立てとアンダーコート)

よくぞ来た。今回からは、トロール(棍棒と生首)を題材に、組み立てから完成までの全ステップを紹介するショウケースだ。第1回となる今回は、トロールの組み立てをじっくり見ていこう。パーティングライン消し、磨き込みなどといったクリーニング各種はもちろん、オオラカに、しかし確実に接着面をズラさないパーツ同士の軸うちと接着方法も紹介する。 トロール(棍棒と生首)は、“オールドスクール・プリンス”の称号で知られるディエゴ・セラーテがデザインしたミニチュア。上写真は、こないだの「ペイント大

ペイント大全ショウケース:クレリック パート1(組み立て、ベースデコレート、アンダーコート)

よくぞ来た。今回からは、リクエストの多い「冒険者」から、信仰あつき聖職者、クレリックをペイントする。今回俺がペイントするのは、「クレリック(人間・男)v1」。肌に顔、髪の毛、チェインメイル、鋼鉄、金、真鍮、布、革、ガラス、宝石などなど、様々な要素が詰まったミニチュアだ。今回のショウケースも、かなり汎用性の高いものになるだろう! ショウケースその1では、組み立てからベースデコレート、そしてアンダーコートまでを扱うけど、以下のポイントを重点的に解説していく。君がこのクレリックを

ペイント大全ショウケース:シャドウ パート1(組み立てとアンダーコート)

よくぞ来た。「黒のペイント法」について取り上げることにした時、すぐに思いついたのは「シャドウ」のショウケースだった。全身が真っ黒のローブ姿だし、その存在自体がミステリアスでかっこいい。マスターズ「黒の布」というのも考えたけど、亡霊的な肌の表現も紹介したいし、様子の違う黒2パターンを紹介しようと思い立ち、今回はシャドウ2体をそれぞれペイントしてみようと思う。つまり今回のショウケースは、2体の同種ミニチュアを順繰りにペイントする方式だ。それぞれ使う色を変えて、2パターン紹介すると