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ミニチュアペイント大全

ミニチュアの製作とペイント(塗装)に関するあらゆるノウハウを詰め込んだ定期購読マガジン。オールドスクール・ファンタジーミニチュアを楽しむ貴兄には無論、あらゆるジャンルのミニチュア…
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2018年4月の記事一覧

ペイント大全ショウケース:ブラックゴブリンの大族長パート3(武器の柄)

よくぞ来た。パート2に 続き、今回は大族長の「武器の柄」をどうペイントするか、丁寧に解説しよう。 武器の部材あれこれ剣や斧、メイス、フレイルなど、手に持って扱う武器は、「殺傷を目的とする武器本体」と「武器を保持し、振るうための持ち手」に分けられる。武器としての殺傷力、耐久性、使いやすさ(疲れにくさ、握りやすさ、手入れのしやすさなどを含む)、あるいは貴重さや加工のしやすさなど、様々な観点から、武器職人たちは武器の形状や大きさ、重さ、そして武器を構成する部材や意匠について、あら

ペイント大全ショウケース:ブラックゴブリンの大族長パート2(歯と顔の仕上げ)

よくぞ来た。パート1に続き、今回は大族長の「歯」と「顔全体の仕上げ」を解説しよう。 人間やドワーフ、エルフのような「善良系」ミニチュア、ヴァンパイアみたいな「凶悪だけど冷徹系」ミニチュアは、白い歯の方がしっくりくる。だけど、オークやゴブリン、ノールやバグベア、ドラゴンみたいな「獰猛系」モンスターの歯や牙は、割と骨に近くペイントして、黄ばんだ感じにすると恐怖感が増すね。今回の大族長のように「尖った歯が並んでいる」タイプのモンスターは多いから、オークやゴブリンはもちろん、色々な

ペイント大全ショウケース:ブラックゴブリンの大族長 パート1(肌・顔・目)

よくぞ来た。先月の「ペイント大全マスターズ:毛皮」で手をつけたブラックゴブリンの大族長のペイントを進めよう。「ショウケース」は、特定のミニチュアを塗り始めから完成まで丁寧に解説していくスタイルの記事だ。前回ショウケースで取り上げたミミックに比べてペイントする題材も広範に渡り、解説したい事も多いから、試験的にシリーズ連載してみるよ。 パート1となる今回は、ブラックゴブリンの肌、顔、眼のペイントを取り上げよう。グリーンスキンの生物感を俺がどう表現しているかも紹介する。今回はブラ