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エルメスの基本豆知識1
エルメスの歴史
![](https://assets.st-note.com/img/1659118268084-WvGXTuzHAW.png?width=800)
エルメスの箱はオレンジではなかった?
当初エルメスの包装紙は薄いベージュ色だったのをご存知でしょうか?
その包み紙が今の馴染みのあるオレンジ色になったのは、実は第2次世界大戦が影響して変更されたのもだったのです。
戦争を行う国はどこも当時、物資の不足は深刻なものでした。
エルメスの肝であるな【革】を手に入れることすら難しい状況で、鞄でさえ厚紙を使って職人が作っていました。
そんな物資不足の中で、包装紙が無くなったといっても、すぐに用意できないのはエルメスも同じです。
その時に店に残っていたのは人気のない強烈なオレンジ色の紙でした。
それを仕方なく使わざるをえなかったのです。
しかし、その鮮やかなオレンジ色の印象は消えることなく、1945年に正式に原稿のオレンジ色の紙を使うことに決定したのでした。
エルメスのロゴのメッセージ
![](https://assets.st-note.com/img/1659118373035-7B4jbu4yIw.png?width=800)
エルメスのロゴといえば「四輪馬車と従者」のデザイン。
作者は19世紀のフランス人画家アルフレッド・ド・ドルーが日常のひとこまを描いたリトグラフを図案化したものです。
1945年に第二次世界大戦が終結した年に商標登録されました。
でもこの絵はご覧になって、どこか違和感を感じた方も多いのではないでしょうか?
実は描かれているのは馬車と従者のみで、肝心の馬車を御す主人がいないのです。
これでは馬車は前に進むことも動くこともできません。
ですが、そこにエルメスの意図とするところが隠れています。
「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御するのはお客様自身です」というメッセージが込められているのです。
エルメスの製品はお客様によって、命が吹き込まれるというエルメスの物を大事にする哲学が込められてるのです。
エルメスの基本豆知識2に続きます
エルメスの世界観は、ロゴやブランドカラー、歴史を紐解いていくと更に魅力に取り憑かれるでしょう。
次回は、社長とデザイナーについてお話ししていきます。
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