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全知アイマスクを手作りする
みなさんは全知をご存知でしょうか?はい、もちろん知ってますね。
そう、全知とはスマートフォン向けの学園×青春×物語RPG ブルーアーカイブ内の学校の一つ、ミレニアムサイエンススクールの中で史上3人しか輩出されていないものすごい学位です。確認できている全知の学位を持つ人物はヒマリのみです。我々の世界での全知といえば、宗教上は神のみが持ちうるすべてを見極める完全な知恵のことです。まあ学位としては頭脳集団であるミレニアムサイエンススクールにおいて最高峰にかしこいぐらいの位置づけなのでしょう。
さて、そんな全知をもつ超天才美少女ヒマリですが、先日公式4コマが投稿されました。
【ぶるーあーかいぶっ!】第90話
— ブルーアーカイブ公式 (@Blue_ArchiveJP) November 18, 2022
奇妙な警備用ドローンを見つけたチヒロさん。
不自然な動きが気になり跡を追ってみると、ひとつの部屋の扉の前でぐるぐる旋回していたドローンを目の当たりにして…。
🔷作:純粋な不純物(@parang9494)先生#ブルアカ #ぶるーあーかいぶっ pic.twitter.com/eb2B73oWBf
はい。全知をもつ天才美少女が3コマ目でアイマスクをしていることが確認できます。本日の本題はこちらになります。
この4コマへの反応を見ると、公式グッズ化を所望する先生が多数見受けられます。私も欲しい。ブルアカは公式グッズをばしばし出してくれるので、これだけ声が大きいと待っていれば期待できる気もします。でも私は今欲しい。
全知アイマスクを作る
さて、現代とはとても便利なもので、全知にも近しいインターネットで検索するとオリジナルアイマスクを1枚から作ってくれる業者さんが結構います。最近の印刷機器はすごいので、画像データさえ作ってしまえばそのままアイマスクにプリントしてくれます。今回の全知アイマスクも、単色背景に文字だけなので、それっぽいフォントを探してくればたぶん簡単にデータがつくれるでしょう。
ただ、これを業者に発注するのは個人的には気が引けます。このデザインはブルアカ公式(または漫画を書いた純粋な不純物先生)のものであり、それを模倣したグッズを発注すると海賊版とみなされてしまうでしょう。いまは個人で楽しむために欲しいだけです。というわけで、自分ひとりの力で作ります。
個人の力で作るとなると、その作成方法はいくつかの選択肢が考えられます。
・アイロンプリントシートで転写する
・布から裁縫する
・布絵の具で描く
ブルアカらしいパッキリとしたデジタルな表現をするにはアイロンプリントシートが最も綺麗になりそうですが、あいにく我が家のプリンターはインク切れのまま何年も放置していて、インクを買いに行くにしても時間かかりそうなので今回は却下しました。あと仕組み上、業者に発注するのと大差ないし。裁縫スキルもあまりないので選択肢からは除外。というわけで、今回は市販のアイマスクを買ってきて布絵の具で塗る方法を選びます。絵筆をとるのは高校生以来なのでワクワクします。
さっそくユザワヤに行って布絵の具を買って、まずは試しにぱぱっと塗ってみます。
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うん。まず黄色と白しか絵の具を買ってなかったのですが、明らかに色味が違います。まあ布絵の具も初めて触ってお試ししたかっただけなので、これはこれでいいでしょう。実際にやってみると塗りムラがかなり出てしまっていることと、アイマスクの黒地がでていることがわかります。布絵の具を選択した時点である程度は覚悟していましたが、もう少しキレイにしたいところです。試作での反省を踏まえて、本制作に進みます。
今回土台として採用したのはgowellの アイマスク "すきま知らず" です。近所のお店にあったアイマスクで形状が一番似ているものを選びました。
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その名の通り顔にピッタリとフィットして、光が漏れない良いアイマスクです。ただ、フィットさせるためか頭の大きめの人(私)にはちょっとゴムがきつめかもしれません。まあ気にならない範囲です。遮光性も高くてよい。
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gowellさんには申し訳ないのですが、縫い付けてあったタグは邪魔なので外します。土台はこれで十分なので、あとは塗っていくだけです。
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まず、試作では黒地の透けが気になったので、下塗りとして全面に白を塗っていきます。今回使用した布絵の具はターナーの布えのぐです。黒地が透けにくい黒地用の布絵の具というのも世の中にはあるようなのですが、大抵のものはそこにあるユザワザですら置いてなかったので今回はスタンダードな布絵の具でがんばります。
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全面を塗ったのがこちら。縁は黒地のまま残したいのでマスキングテープで覆っています。まだ黒地が透けて灰色っぽい感じですが、この上に更に重ね塗りしていくのでおそらく問題ないでしょう。
乾くまでの2時間ぐらい、スプラトゥーン3でエリアを塗ります。いまS+7になったんですが、シーズン切り替えまでにS+10に到達できるんでしょうか。最近のお気に入りはソイチューバーです。
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乾いたら、紙でレタリングしておいた全知で覆い、マスキングテープで固定します。試作で1回使ったので全知は黄色くなっています。
また、試作のときにわかったのですが、アイマスクはゆるやかな曲面ということもあり、きれいにステンシル(覆った部分以外だけを塗って図形を転写する)するのが存外難しいです。全知は紙に書いた平面なので、どうしても歪みがでます。なので、歪んだ部分はあとで補正するつもりで、おおよその形状を塗るために使います。
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絵の具のホワイト・黄色・オレンジを適度に混合して、4コマ漫画のオレンジに近いオレンジになるように色を調節していきます。幸い、ドット絵をやっていた経験もあって人間スポイトは得意な方だと思います。それでも、ここで作ったのと同じ色は2度と(私の能力では)作れないので、余らせるつもりで多めに作っておきます。この2度と作れないオレンジを全知オレンジと命名しました。
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前述のとおり、全知の歪んだ隙間にも全知オレンジが入り込みますが、細かいところは後で補正するので気にせず塗りたくります。
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どうしても全知の縁や細かい部分で塗りムラがでるので、乾く前に全知を取り外して、全知オレンジの塗りが均一になるように整えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1669006436266-Z0sGrn08y5.png?width=1200)
全知オレンジの塗りを均一にしたら、またスプラトゥーン3で時間を潰し乾くまで待ちます。
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塗り残した形状を整えるように、文字のフチに黒をいれていきます。黒そのままだと色差がキツイので、黒:ホワイトが9:1ぐらいのほぼ黒のグレイにしています。 このあとホワイトを入れるので、ちょっとミスっても大丈夫です。画像ではわかりにくいとおもいますが、アイマスクのならだかな曲面が感覚を狂わせるので存外難しいです。
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あとは黒線を整えながらホワイトも重ね塗りします。もともとホワイトを下塗りしていたところに、ホワイトを載せたことでほぼ黒地の透けないきれいな白になりました。
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あとはちょっと細かいところを補正したりして、まあ、素人の手書きならこんなもんやろ…という気持ちが満ちたら縁のマスキングテープを外して完成です。
試作に比べると塗りムラも黒地の透けも抑えられて良くなったと思います。私の腕の未熟さもあって完璧〜とまでは言いかねますが、まあ自分で使う分には十分満足できる出来になったんじゃないでしょうか。
いやー、これは全知!
補足
全知アイマスクを作っていたら、なんだかヒマリが引ける気がしてきました。ヒマリはかなり性能もいいようです。あと声がゆかなです。Lの季節の天羽碧のゆかなです(当時は野上ゆかな)。
ブルアカの先生方はご存知だと思いますが、ブルアカは天井(200連=24000石)まで石を貯めてから引くのが定石です。そうしないとまず引けないので。いま私のアカウントではミカ貯金として貯蓄中の8996石が手元にあります。
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74連で引くのは冷静に考えると無謀にも見えます。しかし、いま私の手元には全知アイマスクがあります。
………
うぉお!ミカ、すまない…(n度目)
………
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はい。というわけでめでたくお迎えできました。これも全知アイマスクのおかげです。全知アイマスクを産み出した純粋な不純物先生のおかげでもあるでしょう。ありがとうございます。毎週4コマ楽しみにしてます。
そんな感じで、公式グッズ化までは手作り感あふれる全知アイマスクでしばらく凌ぐことができそうです。Yostarさんにおかれましては、ぜひ公式グッズ化もご検討のほどよろしくおねがいします。
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